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2005年11月29日

CANON S80アダプター

S80.gif

S80に逝きたいと思っている方が何人かおいでのようなので、取り急ぎ今回の試作内容を解説します。光軸&クリアランス調整が結構手間がかかります。着手される際は覚悟の上(笑)でお願いします。

●準備するもの
・CANON LA-DC20
・ニコンF-CP5000
・アルミ板 厚さ0.4~0.5mm
・瞬間接着剤
・金ノコ
・カッターナイフ
・ノギス、定規など
・ウオータープライヤーなど

●手順

注意:前カバーを触ると突然鏡筒が伸びて思わぬ事故を招く場合があります。バッテリーの装着はしないでください。

1、LA-DC20の切断
 そのまま使用してステップアップリングで接続するとレンズクリアランスが広すぎてワイド接眼レンズで中域までケラレてしまいます。そこで思い切って切断してFCP5000と繋ぐことを考えました。切断する位置は図の位置。工具は金ノコやカッターで根気良く切ります。切り口が多少汚くても支障ありまん。

2、F-CP5000の切断(F-CP5000は市場在庫少ないかも)
 LA-DC20と接合するために胴部内径が38mm以上のアダプターを探すとクールピクス5000用のF-CP5000が良いので採用した。図の位置を金ノコ(私は旋盤で切りました)で切断してください。

3、スペーサーアルミ板の製作
 実はハギレが残っていないので厚さがはっきりしません(^^; たぶん0.4mmか0.5mmでしょう。幅8mmの短冊を作り、F-CP5000の外周弱で切り輪に丸めて型をつけておいてください。

4、接合
 切断されたLA-DC20の外周にアルミ板を巻いて、その上からF-CP5000を嵌めてください。LA-DC20の鏡筒は適度な抜きテーパがついているのでウォータープライヤーなどで徐々にシックリ嵌るまで押し込んでください。

5、光軸&クリアランス調整(ここではじめてバッテリーを使います。鏡筒接触にご注意)
 とにかくLA-DC20は寸法の規準がとり難いので接合したF-CP5000とS80鏡筒の関係を見ながら調整・採寸~調整・採寸を根気良く繰り返し光軸とレンズ位置を割り出してください。S80は接眼レンズ側のアイレリーフや視野角に対し余裕がありません。例えば30XWFAの場合ワイド端時にレンズクリアランスは0.5~0.7mm程度が良いようなのでF-CP5000の58mmメスネジ下部の段差のレベルにカメラ鏡筒先端(ワイド端)に一致させてください。その際、58mmメスネジ内側~鏡筒先端外周まで16.3mm(全周)になるように接合調整をしてください。この場合は、LA-DC20をS80のカメラネジにしっかり所定の位置に固定してから調整・採寸してください。

6、接着固定
 私は瞬間接着剤をLA-DC20、アルミ板、F-CP5000間に浸透&接着させ固定しました。

レリーズステーや照準器は各自工夫して加工してください。

え?冷たい?教えろ?(笑)

投稿者 turbo : 2005年11月29日 00:32

コメント

これ作っちゃうとE5000が完全にお蔵入りに・・・(涙)。

投稿者 ゴルゴ : 2005年11月29日 08:30

たーぼ♪さん、ありがとうございます!30日からの出張、お気をつけて。こちらは、大蔵省を口説き落としにかかります。(^o^)

投稿者 サトセン : 2005年11月29日 15:17

E5000の守備範囲は充分カバーできちゃいますね。人気のある機種ですからオークションなどいかがでしょう(笑)サトセンさん、大蔵省様は口説けましたでしょうか?大きな障壁を越えてこそ喜びがあると思います。
がんばってください。

投稿者 たーぼ♪ : 2005年12月07日 20:51