« 縦位置で撮りましょう | メイン | 逆光での撮影 »
2006年08月09日
デジスコの強み(隙間を探して写す)
密林の中での撮影は枝かぶりや葉かぶりでなかなか上手く撮影ができないことが多いようです。今回、最初のころ撮影ポジションは、ポイントの枝が見通せる場所で待機していました。しかし、こちらから見通しの良い場所は彼らからも良く見えるわけで、当然、警戒心も強くなります。結局、見通しの良いポイントには止まってくれずに私から姿が見え難い場所に止まってまったりすることが多くなりました。そこで、後半はあえて少し葉っぱの間に抜けのある低木の陰に待機し、警戒心なく近くに止まってくれるチャンスを待つようにしました。ここでのテクニックは事前に止まるであろう場所と葉の隙間を直線で結べる三脚座標を知っておくこと。彼らが着たら三脚位置及び高さを手際よく調整し姿を素早く液晶にいれること等です。重量のある一眼レフシステムでは撮影座標の上下左右前後のポジショニングが重労働となり手際よく準備することはできません。デジスコはその点有利といえます。また葉の隙間を抜いて撮影する場合、3倍程度のズームが使えることで構図の工夫が可能です。
今回10日以上の撮影をしましたが一眼レフで撮りたいと思ったことはいちどもありませんでした。
警戒心の強いアカショウビンとの関係をできるだけ円滑にするには、こちらも姿を隠し、デジスコで葉陰からそーっと写させてもらうのが正解と思いました。
投稿者 turbo : 2006年08月09日 02:02