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2011年03月01日
【新製品】キヤノンIXY210F 良さそうです。
裏面CMOS、12M、28mm-112mmF2.8-5.9、連写速度は3.4コマ/秒(無限連写)
IXY30Sの後継機31S がワイド側24mmをベースとしているのに比べ、28mmからの4倍ズームとなります。ワイド端F値は2.8ですが、24mmF2.0の31Sとケラレの消える35mmあたりで見れば同等の明るさを持っていると思います。
TSN-884 /TE-17Wあわせで全9ステップ中、ワイド側から2ステップケラレが残ります。3ステップ目は微妙に残るかも知れません。その後テレ端まで良い感じで使うことができます。
液晶モニターは3インチですが30S同様23万画素という粗めのモニターです。ただ、いたずらに高精細にして表示速度等の遅れが生ずることを考えれば良いことなのかも知れません。もちろん、30S同様ピントの山はしっかり誇張されて表示されています。
プレビュー画像も粗いので一見精細な結果に見えませんが、家に帰ってPCで見ると「おお!」というタイプでしょう。
撮影モードにA(露出優先オート)が無く、使えそうなものはP(プログラムAE)のみとなります。基本的に絞りはONとOFFなのでしょう。ワイド側でF2.8画ベースですが、光量が激しい場合、F8に絞られます。蛍光灯を光源に評価測光・中央重点測光・スポット測光といろいろ試してみましたが「中央重点測光」が野鳥撮影には良さそうです。環境が明るすぎる場合はスポット測光に切り変える手もありかと思います。
ISO感度に関してはISO100>200>400>800>1600>3200の順に荒れてきます。なるべく低感度撮影が良いでしょう。ISO800以上はかなり粗くなりますが、ISO400での画質はそこそこですのでシャッター速度を上げたい時はISO400も使えると思います。
連写速度はISO100~400まででは秒間2~3コマ、ISO800以上では秒間1コマ程度になります。
1枚目、2枚目は速いのですが3枚目からは少しゆっくりします。
不満点は、操作ダイアルが小さく筐体と同一面なので押しにくいという面があります。
まあ、煩雑な操作は無しに、できるだけシンプルな撮影スタイルでたくさん写す経験を積んでいくという考え方をするならば初心者向けと言えるかもしれません。
画質・連写機能・ISO許容値など考えると、デジスコ用カメラとして市販されているライバルはNikon S5100が同クラスといえます。しかし、明らかにこのIXY210Fは別次元のカメラとなるでしょう。
このカメラは現在2万円程度、いずれ1万円台半ばで販売されると思います。
うちのスタッフからも「買いやすい値段のブラケット作って」と期待がかかっています。
がんばって、c/pの良いものを考えてみたいと思っています。
投稿者 たーぼ♪ : 2011年03月01日 00:07
コメント
たーぼ♪さん、こんにちは。
31Sよりこちらのほうが30Sの後継のように思えますね。
確かにダイヤルが平坦で、いじりながらの撮影は大変そうですが・・・
でもやはり、液晶は23万ドットなんですね。
IXY30Sには私は大体満足しているのですが、唯一あの荒い液晶がもう・・・
現場で液晶で見て『最短で撮れた!』と思って家のPCで見たら、わずかに割っていた、なんて悔しい思いもしました。
せめて倍だったらいいのに・・・安いカメラには搭載できないんでしょうか。
投稿者 にゃっち : 2011年03月04日 16:15
にゃっちさん
そうなんです。ハイエンドなカメラにはより高位な機能をつけるので、安いカメラになればなるほど「わざと」機能を落とすのです(^^;
機構的にも、液晶パネル的にもそれほどコストは変わらないのでしょうが・・・まあ、しょうがないですね。
210Fはたぶん15000円ぐらいの価格になってくると思いますが、機能は30Sとほとんど同じですから入門者には嬉しいですね。
あとは・・写りが悪くなければ良いと思っています。
(ダイヤルは・・・太い指の私は使いにくいです)
投稿者 たーぼ♪ : 2011年03月05日 23:38