« 【デジスコ講習会】 実践セミナー(撮影テクニックなど) | メイン | 富士山でのチョイ撮影 »

2011年10月10日

【新製品】Nikon1で野鳥撮影が変わるか?(焦点距離)

野鳥撮影におけるNikon1のユニークさは、ニコン望遠レンズがFマウントアダプターで使用できることがあります。センサーサイズの関係で表示F値で35mmフィルム換算2.7倍の焦点距離で写すことができることです。

例えばAi AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-EDいわゆる「サンヨン」に取り付けることで810mmF4というスペックになります。サンヨンならば手持ちでも1/300秒以上の明るさがあればブレずに写せますが「ハチヨン」となると手ブレ対処のために三脚雲台は不可欠になると思います。飛翔写真のように追いながら撮影する場合は雲台を軸にレリーズを押し連写する。まさに従来の長玉と同様の撮影方法になるでしょう。しかし、この「ハチヨン」はただものではありません。カメラからの自己発生振動が無いのですからデジスコの撮影スタイルのように、機材から手を離して遠隔レリーズすれば超鮮明な分解能を発揮してくれるでしょう。もちろんオートフォーカス撮影、オート測光撮影ですから簡単に楽しめると思います。光学ユニットで2kg程度ですから機材全体で5kg。重量あたりの焦点距離も優秀です。

さらに、AF-S NIKKOR 600mm f/4G ED VRに至っては1620mmF4、「イチロクヨン」。いやいや、プロカメラマンもサブカメラユニットとして持参することは間違いないですね。だって、無振動撮影ができるのですから・・・しかも、望めば60コマ/秒連写も。

焦点距離の頂点はデジスコ。やっぱコリメートでしょう。VR10-30をセットすれば30倍アイピースで1000mm~2400mm、フロントコンバージョンなのでF値は4~7ぐらいでしょう。もちろんコリメートですからAF&AEのセミオートフォーカス撮影です。デジスコ経験者ならなんの苦労も無く使いこなせると思います。飛躍的な連写性能と無振動撮影で優秀なコンデジを上回るデジスコ撮影も可能と思います。

投稿者 たーぼ♪ : 2011年10月10日 06:37

コメント

はじめまして。
昨冬から、Nikon ED50 + FSB-5 + cooilpx_S5(全部中古)でデジスコを始めました。
今はNikon_1_V1には関心を持っていますが、Nikon_EDIIIなどにも対応してくださるとありがたいです。

投稿者 curl : 2011年10月10日 16:02

たーぼ♪さん、こんにちは。
いよいよ発売が近づいてきましたね。
1V1が、ほんとに凄いことになりそうな予感は、まさにこの点にあります!! 「シャッターショックレス」の一眼って、まちがいなく「革命」ですから。
ところで、初歩的な質問ですが、1V1のレリーズってどう使うのでしょうか?
モックが置いてある、○○バシの店員さんは、赤外線リモコンで、と言っていました。
でも、ペンタックスQのように、カメラの裏面にも受光部があればいいのですが、1V1にはついていないようです。
店員さんは、受光部の前に鏡でもおけば、なんて、のんきなことを教えてくれましたが・・・
もしかして、リモコン、無線でしょうか?

投稿者 NonBird : 2011年10月10日 23:36

curlさん はじめまして

ED50やEDⅢも使用できると思います。接眼レンズの特性との相性なので、30Xまたは38Xを使えばワイド側を除き使えると思います。
正式には10月20日ごろ発売以降にコメントさせて頂きます。
楽しみにしていてください。

投稿者 たーぼ♪ : 2011年10月11日 08:29

FEP-30WとFEP-38Wを持っていますが、どうなるんでしょうか(笑)

884は、ビデオ専用にしているので使えませんが、774の軽快システムでも良いかなと思います。

年金生活者には、きついですが、これも楽しみです。

投稿者 45 : 2011年10月12日 09:57

いつも拝見しています。
ペンタックスQで400ミリのボーグを付けて使おうと思っています。(400*5.5=2200mm)
これは相当望遠だと思いますが、コリメートと比較してどちらが良く写るでしょうか。
直接付けたほうが、余分なレンズがなくきれいに写りそうかと思っているのですが。
ご教授いただければ有難いです。

投稿者 デジカメ大好き : 2011年10月12日 15:51

45さん

FEP-30Wはかなり相性が良いと思います。38Wも充分使えます。
774/TE17Wは近日フィッティングしてきます。たぶんいけると思います。

え~~年金生活(笑)羨ましいですよ~
(僕らの年代には・・・ないかも)

投稿者 たーぼ♪ : 2011年10月12日 20:03

デジカメ大好きさん

良いですねぇ~、僕もやりたい(笑)
プリズムが無い分、レンズの枚数が少ない分、間違いなくシャープで高画質だと思います。天体望遠鏡のDNAは素晴らしいです。
問題は、焦点距離が長くなると手ブレが極端に影響してくることです。
月を撮影するならセルフタイマー三脚撮影で絶対にデジボーグです。
野鳥撮影となると光学性能だけでは語れない要素が数多くあります。焦点距離700mmぐらいまでなら手持ち撮影でもなんとか対処できますが、動き回る野鳥を三脚撮影するには解決すべき課題があります。

①導入と静止を瞬時に行う
頑強な三脚と手放し撮影ができるジンバル雲台、照準器・両眼視による導入、レリーズケーブルなどによる手ブレを絶縁できる装置。

②オートフォーカス機能
ピントリングを触った直後は必ず光学機器が振動しています。振動が減衰してからでないとブレとして画像に反映されてしまいます。野鳥は生き物ですから、待ってくれるとは限りません。
デジスコはセミAFであり、大雑把にピントリングで合わせ、その後はカメラAFでピント合わせをします。この直後、待つことなく撮影できるので有利です。

③ズーム機構
単焦点で画角をイメージできるベテランの方ならなんの問題もありません。コリメートのズーム機能って状況に応じたSSや画角の調整ができることがフィールドでは大きなメリットになります。1000mm~3000mmのズーム撮影は応用が効いて便利です。

45mmのボーグで月の撮影をしたとき、画質のシャープさには腰を抜かしました(笑)この画質が野鳥撮影に生かせたらいいなぁ~って中川さんとも話したこともあります。PQが出たことで、カメラ振動発生の少ない野鳥撮影の基礎ができたと思います。10年間作りこんできたコリメート野鳥撮影と真っ向勝負になるかも知れませんね。私も楽しみです。
導入後、成果などお聞かせください。

投稿者 たーぼ♪ : 2011年10月12日 20:32

NonBirdさん

リモコンについてはブラケットにレリーズステーが必要かどうか、かなり大きなポイントになりますので来週にでもテストしてみます。
いやいや、無振動でカメラレンズ直結、AF/AEが無条件で使えるとなると・・・デジスコ ヤバシ!!
ですが、1000~3000mmの領域では総合力でデジスコが強いと思っています。

といいながら・・・カメラレンズで写しているかも<私(笑)

投稿者 たーぼ♪ : 2011年10月12日 20:47