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2015年07月22日
【エッセイessay】 ① え!バードウォッチング??
facebookに書き始めた物語をこちらにも書いてみます。お暇な時にでもごらんください。
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『 バードウォッチング』って、なんだか女子が楽しむ趣味みたいに思う人が多いと思います。
実は、私も友人に誘われたとき「え!バードウォッチング?・・・ちょっとねぇ~」と何度かお断りをした覚えがあります。
しかし、この友人は粘り強く私を引きずり込もうとあの手この手で誘う誘う、・・・若い女子二人からのお誘いということもあり、頑固な私もとうとう明治神宮に引っ張り出されました。まあ、本音はイヤイヤでしたがちょっとだけ好奇心もあったのと、男子としてのわずかな下心もあり、ご一緒することになりました。
基本はあまり歩くのが好きじゃないし、そもそもイヤイヤということもあり明治神宮の玉砂利をつま先でジャリジャリ引きずりながら歩いていました。友人たちは二人で森の方を指差しながら「あ!メジロ」「たぶん、シジュウカラ・・」などとテンション高く舞い上がり気味。
「ほら、あそこでピチュピチュ言ってるのがいるでしょ」と女子が教えてくれるもののどこにいるのかさっぱりわからない。
「今のは男の子よねぇ~」「うん、ネクタイしてたね」って女子の会話。もちろん私は仲間に入れず(憮然・・)
「エナガ来たわよ」。ジュリジュリたくさんの声が押し寄せるようにステレオで聞こえてきた。なんだかたくさん葉陰で動いている。「おお!いたいた」私もヒートアップ。しかし、小さいし早いし良く見えない。「これで見て」とNikonのマークがついた双眼鏡を渡された。肉眼では見えているが小さくて見えない、双眼鏡を渡されたが左右の目で同時に見れない。なめてかかったバードウォッチングであるができないことだらけ。
しかし、ダイアルを回して片目で瞬間に見えたエナガという鳥は白とピンクと黒の絶妙なデザイン。いやぁ~感動しました。
そして、お目当ての鴨!その当時の私は水に浮かんでいるアヒルの親戚は全部「カモ」。しかし、洗礼を受けたその時の私は違っていました。良く見ると何種類も柄の違うのがいる。いやいや、個別に識別をはじめていました。実は『ど入門者』としての私のために見やすくて比べやすい野鳥を用意してくれていたのでした。
明治神宮の池にたくさんの鴨(オシドリ)明治神宮の池にたくさんの鴨(オシドリ)
カルガモ・マガモ♂♀・オシドリ♂♀、日も傾き始めてのバードウォッチングも終わり、女子の遊びと軽く見ていたものにすっかりはまっている自分を見つける羽目になりました。表面上、冷静を保ちましたが私にとってはかなり刺激的で未だにその感覚を覚えています。
その日、新宿のヨドバシカメラで双眼鏡を買って帰りました。
20年ほど前に買った双眼鏡、今も現役。
つづく
投稿者 たーぼ♪ : 2015年07月22日 10:26