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2016年04月12日
【撮影テスト】②高画質・ワイド500㎜~3000㎜システム パスト連写
モデル名 EX-100PRO
シャッタースピード 1/1000 s
F ナンバー f/4
ISO ISO 800
露出補正値 0.00 eV
レンズ焦点距離 12 mm
CASIO EX-100PROにはパスト連写と呼ばれる、プリキャプチャー撮影機能が装備されている。
実はCASIOのハイスピードエクシリムシリーズには標準装備になっています。
秒間30コマでフル画素1200万画素の高速連写ができ、しかも設定をすればシャッターボタンを押した瞬間より手前の写真を5枚単位で任意に遡って写すことができる。
この機能はNikonや画素数は少ないがLUMIXの4Kフォトなどもプリキャプチャーしていた写真を写す機能がありますが、CASIOのF1という機種から実機で使われるようになった技術です。
このパスト連写がカワセミなど飛び出しや枝戻りなど初歩的な飛翔写真にとても有効な機能なのです。被写界深度外に高速で飛び出す被写体だと数コマしか使えるものはありませんが、作例のように横に飛ぶ場合は距離の変化がすくないので使えるコマ数は多くなります。
一般的に、デジスコの場合焦点距離が長いので(ワイド側で1000㎜以上)画角が狭く、羽を広げた状態で画面に入れるのは非常に難しいので、画角の面からも『飛翔写真は苦手』とされていました。
しかし、もし、ワイド端で500㎜ぐらいから撮影できるとしたらどうでしょうか?画質が落ちるほど遠くではない場所から写せることで画質も良くなり。また、ワイド端であればカメラF値も小さく明るいので使えるようになります。
この作例も、距離は10m弱、ISO800で1/1250s、焦点距離は509㎜ 4隅に減光が出るので対角線7割程度にトリミング。F値はカメラの設定間違いで4.0、たぶん2.8にできたと思います。
後にISO400にしてF2.8にした時の画像です。SSも1/2500s 環境が明るくなればISO200でも行けそうでした。ここら辺は、経験を積めば上達してくるでしょう。↓は14コマ、カワセミが写っていました。
モデル名 EX-100PRO
シャッタースピード 1/2500 s
F ナンバー f/2.8
ISO ISO 400
露出補正値 -0.67 eV
測光方式 分割測光
レンズ焦点距離 12 mm
500㎜~3000㎜までバリアブルに使えるズームを持って、しかも1/1.7型CMOS機なのでフロントテレコンバージョン構造の恩恵を受けることができるので、SSを得られる範囲でISOを低くすることで画質を良くした状態で苦手な飛翔写真を克服し、かつ、3000㎜の超望遠撮影までこなせる万能機になる可能性もありそうです。
モデル名 EX-100PRO
シャッタースピード 1/100 s
F ナンバー f/2.8
ISO ISO 160
露出補正値 0.00 eV
レンズ焦点距離 42.5 mm
今後、この試作研究をどう、商品化するか?という課題は残されていますが、今年の春の渡りには使ってみたいシステムだなぁ~って思っています。
もちろん、TX07を使ったプリズム抜き構造でLUMIXなどのマイクロフォーサーズやNikon1もいじってみたいと思います。
投稿者 たーぼ♪ : 2016年04月12日 00:11