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2016年07月24日
【デジスコの特徴】入門編 ⑤撮影時間帯・条件が広がります
野鳥撮影の場合、夜明けと夕暮れに近い時間帯は特に出現する可能性が高く、警戒心も薄いので撮影チャンスと言えます。従来のデジイチシステムの場合はISO感度を画質が荒れるほど高く設定して高速シャッターで写さない限り日が高くなるまでは事実上撮影できず、また、夕暮れや薄暗い密林などでの撮影もできません。デジスコならこんな薄暗い条件でも焦点距離を抑えれば1000mmでf3.0以下という明さで、最低ISO・超低速シャッターで写すこともできます。
野鳥観察をしている人なら皆さん知っていることですが、特別な季節・特別な条件を除けば野鳥の活性は夜明けから3時間、夕方の2時間が圧倒的に高くなります。ヤマセミ撮影で夜明け直後に飛来した場面を600mm f4.0でISO1600で写してもほとんど絵になっていません。こんな時こそデジスコで写すのがオススメです。鳥も油断していますのでジッとしていることも多く写し放題です。しかも、2000mm f5.6~8、ISO100で無振動で鮮明画質で写せます。もちろん、日が上がってくれば動きのあるシーンを写せるカメラも多くなってきました。(明るい環境で動きのあるシーンを写すならば明るいレンズ装着のデジイチをオススメします)
もう一例、カワセミの撮影など一日楽しんでおられるデジイチカメラマンの多くは午後3時ごろになると撤収の準備に入られるようです。「これからは光が悪くなるから」という理由のようですが、光の色が赤くなり始めるからという意味と、暗くてシャッター速度が出ない、ISOあげると画質が落ちる・・・という理由があるようです。実は私はこの時間から撮影に出かけます。日中は餌付けでもしない限り数時間に1~2度の飛来頻度しか無い場所でも、夕方は何度も現れるし、カメラマンを気にせずにマッタリとたたずんだり、日の高い時間帯には絶対に見せてくれないようなシーンを「長い時間」「頻度高く」見せてくれるからです。
朝夕の薄暮~1時間はデジスコだけに許された楽しい時間帯ともいえます。
ヤイロチョウ・アカハラ・シロハラなど地面を掘り起こして地中の虫などを採餌する野鳥も、地面の乾かない日陰の暗い場所を餌場としていることが多いといえます。(忙しく動き回っていても必ずジッと動かずにいてくれる瞬間が生まれます)また、密林に覆われた暗いジャングルの野鳥を写すのにもデジスコは優れています。
野生生物の多くは薄暗い環境を好みます。薄暮の時間帯・薄暗い樹木の下・太陽が差し込まない密林などは野鳥が好みます。野鳥と出会えて写せる時間帯と薄暗い環境で撮影できるデジスコは野鳥撮影にもっとも有利な撮影法といえます。
投稿者 たーぼ♪ : 2016年07月24日 14:23