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2017年01月21日

【撮影技術】プリキャプチャーを使った作例

ロウバイが咲き始めたということで、美しい花と飛び出し飛翔写真のコラボを狙って出かけました。Nikon1V3のBMC機能を使う練習。
シャッター速度(ss)は1/1600秒のシャッター優先モード。この日は直射日光が強く入る好条件なのでss固定でISOが変化してマッチングしてくれるので簡単です(ISOはA800、ISO160-800)スコープズームは25倍。焦点距離は1200㎜相当。
遠ければ(30m)小さく、近ければ(10m)大きく写せます。スコープズームを上げるとF値が大きくなるのでssが稼げないのでこの状態でFIX。
この明るさだと実測秒間60コマの速度で40コマ記録されます。鳥の飛ぶ方向が真横であれば上下に羽が広がる良カットが4コマほど写せるときがあります。距離が変化する前後でも1~2コマは使えそうなのが混じります。
この子は3回目ということもあり、少し性格もわかってきて飛び出す方向に空間をあけて半押し準備(滑らかなジンバル雲台が良い仕事します)飛び出したらシャッターを切ります。
私の場合、平均12コマ分遅れて押しているようでニシオジロビタキの反応には間に合っているようでした。カメラが感知した瞬間から20コマ手前からの記録がされているのでそのプリキャプチャーされた中から保存するコマを指定して保存し、残りは破棄します。
かなり遅れてシャッターを切っても写っていることも多いのでいろいろなことは考えずに「動いたら押す」だけを考えてスタンバイすれば良いでしょう。
今回は、中級者のテクニックを加えてみました。『飛ぶであろう方向に空間を置いて構える』これが50%の確率で決まりました。調子の悪い時は逆に飛んだり、真後ろに反転して行くこともありますが良い感じです。
私もデジイチで飛翔写真を狙って写していた時代があるので、このBMCの凄さが良くわかります。この子もいつまでいてくれるかわからないので、いろいろな野鳥に挑戦してみたいと思います。

画像をクリックすると大きなサイズで見れます。
対角線で70%ほどトリミングしているものもあります。

4Kフォトでのプリキャプチャーと異なり、1800万画素なのでトリミング耐性もあります。
これ・・・やっぱ、凄い。


左に出ると思って右上に構えたのですが、逆に出ました。
それでも3コマほどピンが使える範囲に入ってました。



これは、とまっている位置を右上に置いて、わずかに手前に置きピンしました。
10mの距離で1200㎜相当、羽の広がりの悪いのを含めると5コマは使える範囲です。



距離は7mと至近です。バストアップも写せる距離ですが、1200㎜でトビモノにチャレンジ。
さすがに、はみ出ます。被写界深度も浅いので厳しいカットでした。



15mから1200㎜。さすがに鳥が小さいのでど真ん中に置きピンです。手前に来たのも上に上がったのも同じピン位置で写せました。


写真は興和TSN-884/TE11WZ/1NIKKOR18.5F1.8/Nikon1V3で撮影。
撮影データはEXIF残っていますのでご覧ください。


投稿者 たーぼ♪ : 2017年01月21日 01:17

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