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2008年06月28日

カプラー(TA4、TA3)は、なぜ3種類もあるの? その1

カプラーTA4には3種類あります。「TA4」、「TA4+3」、「TA4+5」です。「+3」と「+5」には意味があります。基本のTA4カプラーの長さに対してプラス3mmとプラス5mmという意味なのです。その生まれた背景をお話しましょう。

TA4(TA3)の規格はもともとはどこから来ているかというと、ニコンのカプラー「FSA-3」です。ニコンのFSA-3は2002年にニコンがMCレンズ用に開発した接眼レンズアダプターFSA-1,2と共に発売を開始したカプラーです。

ニコンビジョンのサイト

デジスコドットコムが同年に発売をしたニコン用接眼レンズTurboAdpter 30XWFLもFSA-1,2をベースにしたアダプター形状でした。FSA-3でカメラを接続しても良かったのですが、FSA-3では若干のガタがあったためより精度の高いカプラーをということでTA3を作り発売しました。
これがデジスコドットコムでTA3カプラーを作ることになった背景です。最初はTA3+3やTA3+5というものはありませんでした。このときの主流のカメラはニコンのクールピクス4300です。TA3はクールピクス4300でのセッティングにおいてベストな長さになっていたのです。

今回はここまでです。

投稿者 : 2008年06月28日 20:10