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2008年07月31日
身近なものをデジタンで撮ってみよう!~こん~
身近なものをデジタンで撮ってみよう!
■活躍の場は野山だけじゃない?
アダプター付きミニスコープのデジタンは、野山の花や昆虫のマクロ撮影(拡大撮影)にとっても最適な機材ですが、実は活躍の場は他にもたくさんあります。
今回、ご紹介するのは簡易顕微鏡的な使い方です。
実は、デジタンは30cmまで近付いてもピントが合います。この利点を活かして顕微鏡撮影の疑似体験ができます。小さなものでも近づくことで想像以上に大きく写ります。後述で作例を数点ご紹介しますが、本当にビックリするくらい大きく細かなものまで写せますので、是非チャレンジしてみてくださいね!まさに顕微鏡撮影の世界を体験できますよ。
■身近なものを撮影してみよう!
作例1)五円玉
五円玉の中心にある穴を撮影してみました。デジタンから五円玉までの距離は30cm。
現物を手にしてみて比較してください。いかがでしょう、大きく細かなところまで写っていることが実感できると思います。
穴の周囲には歯車のようなデザインがあるのですが、肉眼では歯車の突起が何個あるのか数えるのが大変ですが、デジタンで撮影した画像なら簡単に数えることもできますね。
さて、何個ありましたか?
作例2)1000円札の隠し文字
お札には偽造防止の為、隠し文字が印刷されています。
1000円札を例にひとつご紹介いたします。
裏面の右上にある桜の花を撮影してみると・・・
なんと!花弁の中にカタカナの「ニ」の文字を発見しました!わかりますか?
これもデジタンの威力です。あと2つの桜の花の中にも隠し文字がありますので、是非探してみてくださいね。3枚の花の言葉を合わせると意味のある言葉になります。
作例3)1000円札のマイクロ文字
お札にはマイクロ文字という特殊な印刷もされています。
目では全くわからなかった文字もデジタンで撮影するとバッチリ!
1000円札表面の右上、1000と印刷されている真下の横筋のデザインを撮影してみると・・・
「NIPPONGINKO」という文字が写りました。驚異の解像力ですね。
その他にもいろいろマイクロ文字が隠れていますので、撮影にチャレンジしてみてください。また、ユニークなデザイン印刷もたくさんありますから、十分楽しめると思います。
作例4)印刷物を撮影
今度は野鳥の印刷物を撮影してみました。(オオルリのオスです。)
目で見る分には綺麗な印刷写真もデジタンで拡大撮影してみると、点々の集合体だということがわかります。面白いですね。
■撮影のコツ
デジタンの顕微鏡的な使い方(拡大撮影)ではブレは大敵です。手持ち撮影ではブレ写真となってしまうことが多いので、三脚を使用しましょう。また、シャッターを切る時はケーブルレリーズを使用するか、カメラ設定のセルフタイマーを利用することも効果的です。
・撮影手順の一例
1)機材セッティングが完了したら、カメラ+デジタンのセットを真下に向けます。
2)Z6の場合はピントノブを一番伸ばした状態にします。V6の場合はピントリングを回して一番伸ばした状態にします。(これで最短の30cm付近にピントが合うことになります。)
3)床の上にコピー用紙など白い紙を敷いて撮影対象物を置きます。お札を撮影する時は反らないように重石を載せて平面になるようにしましょう。
4)大まかなピント調整は三脚のセンターポールを伸縮させます。
5)カメラのAFを作動させてシャッターを切ります。
※構図は雲台で行わず、対象物事態を動かして微調整すると決めやすいです。
顕微鏡的な使い方を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。身近なものでも拡大して撮影すると意外な発見があります。デジタンで是非チャレンジしてみてくださいね!
投稿者 kokopelli : 2008年07月31日 14:44