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2008年07月09日
デジスコドットコム オリジナル接眼レンズ その1
30XWFA
【でじすこや】ではデジスコ用のデジスコドットコム製オリジナル接眼レンズを扱っています。これらの特長をお話していきましょう。
まず最初にニコン用接眼レンズ30XWFAです。
この接眼レンズの前身は30XWFLというものです。この接眼レンズは2002年の秋にデジスコドットコムより発売されたニコンスコープ用のデジスコ用接眼レンズです。
この接眼レンズの目指したものは最高の画質を得るための最高の性能です。
この接眼レンズについて語る前に、当時のデジスコ機材での常識からお話しなければなりません。2002年当時のデジスコ用カメラの定番はニコン クールピクス995や880でした。これらのカメラと当時の接眼レンズとの組み合わせではケラレが発生することが常識とされており、当時のデジスコについて書かれたサイトでの説明でもカメラズーム2倍程度まではケラレがあるので注意しましょうなどと書かれていました。
クールピクス880はうまく接眼レンズとカメラレンズのクリアランスを詰めて接続すると少しのケラレだけで済むことが分かっており、カメラズームを抑えて撮影することが出来ると画質が上がることもわかっていました。
そこで当時新発売になったクールピクス4300をケラレなしで接続することを目的にチューニングをした接眼レンズとして30XWFLが登場したわけです。
まずとある場所に眠っていた質の良いレンズが発掘されたことから始まります。これは標準の30XWF(ワイドMCレンズ)よりも平面性の高い描写力の高いレンズでした。これを利用することとクールピクス4300との組み合わせでクリアランスが最適になるようにアダプターを固定することでケラレのない高画質な接眼レンズを実現することが出来ました。そこにはデジスコドットコムの代表の石丸だけで無く、某メーカーの方々とレンズ職人の方々の知力と努力がありました。
ウンチクはともかくデビュー時に発表された作例写真の鮮明度合いに度肝を抜かれた人は少なくありません。私もその一人です。
当時のお値段はなんと58,000円! と高価ではありましたがこれに換えられる物はありませんでしたし、200個しか作れない手作りレンズでしたので納得をして購入した覚えがあります。
30XWFAはこの接眼レンズの思想を元に29,400円にコストダウンを図ったものです。30XWFLのスペシャルレンズではありませんが、そこはニコンのレンズです。基本的な性能は満足しており、ケラレの問題などにおいては同等の性能を有しています。
ケラレの問題において適用カメラが多いこのレンズは広く皆さんにお奨めが出来る接眼レンズです。
現行カメラではSONYのDSC-W300との組み合わせにおいてお奨めする接眼レンズとなっております。もちろん、IXY2000ISとの相性もバッチリです。
投稿者 : 2008年07月09日 17:29