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2008年08月13日

デジタン夏休みの宿題~pou~

雨に日には雨の日の出会いがある。雨女という訳でもないけれど、デジタンを持って撮影を予定していた日は、かなり強烈に雨の降る梅雨の一日でした。

雨の日でも撮影に出かけられる場所と考えて、東京都内の「東京港野鳥公園」へ撮影しに行って来ました。
激しく降る雨を避けて、まずはガラス窓から観察してみました。
部屋の中から野鳥公園のガラス窓をよ~~く見ると、なにやら連なる物体が・・・。

中心から外側にツボのような形をしたものが、本当に規則正しく並んでいます。
ガラス窓に産み付けられていたからこそ観察できた、卵の裏側写真です。

ガラスの外側、すなわち生みつけられた側のガラス面はこんな感じになっています。綺麗なつぼ型をしていて、花のように口の部分がひだになっていました。小さいのに、とっても繊細な作りでした。

更に他のガラス窓を探してみると、丁度卵から産まれたばかりの赤ちゃんが!赤ちゃんからは卵の主は分りませんでしたが、センターの方がカメムシの卵だと教えてくれました。
他にも、すごい数の卵が日本地図を描くごとく産み付けられていました。卵の主は不明・・。

傘を持って、デジタンを片手に、公園内を散策することにしました。 

センター前の小さな人工池には、カニがエサをしきりに食べていました。

気分よく食べている所に、ライバルが突如登場。

相手の方が少しばかり小さいようです。ハサミの大きさをさりげなく比較したあと、勝った!と思ったのか勢いよく追い出しました。

勝負あり!相手はその気迫に押されて視界から外れていきました。

草むらに出かけていくと、5センチ位のアズマヒキガエルの子供が草むらを散歩中でした。雨の中だったからか、活発に動いていて、草むらの何箇所かで見かけることができました。そうえば、いわゆる、ガマガエルで、昔実家の庭によく出没していました。小さいと、まだイボイボがはっきりしていなくてかわいいものです。


雨の中のお花は、水滴を蓄えて、いつもよりもみずみずしく感じられました。水滴と水滴の中に出来上がった別世界が見えてきそうです。


ピントのあう最短焦点距離が30cmで小さいからこそ、傘の中からでも十分に撮影を楽しむことができました。雨の日に見た景色は、いつもと違った表情を見せてくれます。そして、ほんの少しだけ撮影した中に生物の息づかいを感じることもできました。鳥だけでなく、植物や昆虫、生物の図鑑が手許に欲しくなったデジタン撮影となりました。


(注意)雨の日の撮影はカメラやスコープが雨には濡れないように気をつけて撮影してくださいね。カメラは防水機能が無いので注意してくださいね。

投稿者 kokopelli : 2008年08月13日 01:07