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2007年07月31日
雲台について
昨日は三脚について書きました。今日は雲台についてです。
理想的な雲台の条件とはなんでしょう。
1.デジスコシステムを支えるだけの十分な強度があること
2.滑らかに動くこと
3.どの方向に向けてもぴたっと止まってパーン棒から手を離してもとまってくれること
4.軽量であること
ビデオ用雲台
ビデオ用雲台は広く使われている雲台です。この方式の雲台の良さは粘性のあるグリスを封入し適度な抵抗を与えることで滑らかな動きと多少の仰角を与えてもぴたっと止まってくれる特性があることです。
機種により容量(耐過重)が異なりますので、デジスコシステムの重量に合わせて選定します。
ビデオ雲台でも仰角がきつい場合は動いてしまうので、レバーを締めて動きを硬くしないと撮影体制に入れません。
ジンバル雲台
ジンバル雲台はビデオ用雲台とは全く異なる雲台です。方式もさることながら使用感も全く違います。デジスコシステムを搭載した状態でシステムの支点と重心が一致するようにセッティングが出来ますので完全バランスを実現できます。
これによりほんの少しだけ抵抗をかけてやることでどの方向に向けてもぴたっと止まります。これが第一のメリットです。
究具01の場合はベアリングを用いることによりとても滑らかな動きを実現しています。また、適度な抵抗を与えることの出来る機構も搭載しています。
ビデオ雲台に比べるとほとんど抵抗感の無いセッティングでもぴたっと止まります。ビデオ雲台から買い換えた方は最初はいつもの癖で硬めにセッティングする傾向がありますが、できるだけ軽く動くようにセッティングするのが究具01の正しいセッティング方法です。
スルスルと軽く動くようにセッティングするメリットは構図の微妙な調整をする際に発揮されます。ドアップ撮影などを行う際の微妙な構図の修正はなかなか難しいですが、こういった際にも少しの力で雲台を操作できる究具01はミリ単位の調整も容易です。
投稿者 : 2007年07月31日 23:58