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2007年10月15日
一眼レフと望遠鏡
以前一眼レフとフィールドスコープの組み合わせはお勧めでは無いということを書きました。 デジタル一眼レフとスコープでの撮影について(2007/8/3)
その点については変わってはおりませんが、一眼レフを使ったシステムについて全く興味が無いわけではありません。先日、miniBORGという小型の天体望遠鏡と一眼レフを組み合わせたシステムで楽しんでいる方とお話をしましたのでちょっと紹介をします。
このシステムを簡単に説明しますと天体望遠鏡をカメラレンズの代わりに使ったシステムになります。接眼レンズやフォトアダプターのような余計なものは入っていない直焦点と呼ばれる接続方法です。
この方のシステムは1.5倍のテレコンバーターが入っていましたので焦点距離/F値が約490mm/F11のシステムです。デジタル一眼レフがペンタックスのK10Dですので画角は35mmフィルム換算で約735mmとなります。
決して明るいレンズとはいえませんが、手持ちで手軽に撮影するにはこれ以上の望遠鏡は厳しいですねとのことでした。
大きくは撮影出来無いので最初からトリミング有りきの撮影で日の丸構図でばんばん写してトリミングをして楽しまれているとのことでした。
この機材を導入した理由はデジスコよりも手軽に撮影したいということがあったようです。(大口径のデジスコシステムも所有されており、狙いによって使い分けをされてます。)
こういったシステムを運用するには、通常のデジスコとは焦点距離(倍率)が違うことをしっかりと認識し、そのつもりで使うことが大事でありデジスコの代わりになるものではないと考えておられるようでした。
また、カメラボディーに手ぶれ補正機能が内蔵されたものが絶対に必要だとも話していらっしゃいました。
この方の考え方には賛同できるものが有ります。
このシステムしか持っていないのでは大きく撮れない不満をいつも抱えることになりそうですが、これの他にしっかりとしたデジスコシステムが有り必要に応じてそちらも使えるのであれば別システムとしてはアリだと思います。使い分けということですね。
ただし、最初に手にするシステムとしてはやはりお奨めではありません。私ならばあくまでもサブシステムということになりそうです。
投稿者 : 2007年10月15日 23:38