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2008年01月31日
カプラーについて
デジスコドットコムのカプラー(TA4シリーズ)は接眼レンズや接眼レンズアダプターとカメラユニットをつなぐ部品です。
TA4シリーズには3種類のカプラーがあり、基本となるTA4とそれよりも長さが3mm長いTA4+3、5mm長いTA4+5があります。
接眼レンズとカメラの組み合わせによって使用するカプラーが異なりますのでカプラー適合表をご覧下さい。デジスコドットコムや販売店にお尋ねくださっても結構です。
裏技の紹介
Oリングを使ってカメラと接眼レンズのクリアランスを伸ばす方法です。
例としてTA4を2mm延長する場合の手順を写真で紹介します。この方法をTA4+3に応用するとTA4+5を使うのとほぼ同じになります。
投稿者 : 23:54
2008年01月29日
IXY2000ISでのトビモノ撮影
ピントバッチリとはいってませんが、何とかフレームに引っかかって入ったカワセミ君です。
トビモノの撮り方は人それぞれあると思いますが、自分の場合はカワセミのような近距離でなおかつ素早い鳥の場合は見てからのピントあわせが出来無いということで基本的に置きピンです。
枝に止まっているカワセミを見つつ、飛び込みそうな場所に当たりをつけてそのあたりにピントを合わせてシャッター半押しの状態で待機しています。
カワセミが飛び立ったら飛び込みの場所を照準器で追いかけて飛び込んだところから連写開始です。照準器でカワセミは追い続けています。
このとき液晶画面はほとんど見ていません。連写を始めてしまうと液晶画面に表示される画面は遅れた画像ですのでピント合わせには役立たなくなります。
露出についてはとまっている段階でカワセミに合わせてAEロックをかけておきます。場合によってはシャッタースピードを稼ぐために明るい場所でAEロックすることもあります。
AEロックとは
日本語では露出固定ですね。つまり絞りとシャッタースピードを任意に固定することです。IXY1000には無かった機能ですがIXY2000ISにはつきました。
具体的なやり方は、どこか決めた場所でシャッター半押しをした状態で、カメラ背面の十字キーのISOと書いてあるボタンを押します。
これで露出が固定されます。解除はシャッターを切るかもう一度ISOボタンを押します。
投稿者 : 23:59
2008年01月25日
液晶モニターフードの視度調整
HD-2027Wと究具03の液晶モニターフードが目に合わず画面が良く見えない場合があるということが時々報告されています。
これは人の目の視力にバラつきがあることから起こる問題です。この製品の場合、遠視や老眼の方に合わない傾向が出ています。
フード自体には調整機能が無いのですが、良い方法がありましたのでご紹介します。ニコンの一眼レフカメラ(D2シリーズなど)用の接眼補助レンズを液晶モニターフードの覗き口に取り付けて使用出来ることがわかりました。(NIKON DK-17C)
このレンズがピッタリと液晶フードの覗き口にはまります。通常の使用においては落ちるようなこともなさそうです。
せっかく買った液晶モニターフードが見づらくお困りの方は、お使いになられることをお奨めします。
尚、この補正レンズには視度によって種類がありますのでお間違えのないようにしてください。ほとんどの方はプラス1かプラス2というところでしょうか。
お問い合わせは「でじすこや」までどうぞ。または全国のカメラ販売店でも取り扱いがあると思います。
2008年01月24日
カワセミのトビモノです。
いつも行く公園でカワセミが、頻繁に飛び込みをしていましたのでチャレンジしてみました。シャッタースピードが1/50しか上がらずかなり苦しい状況でしたがダメモトでの撮影です。
高い木上から直接ダイブしていましたので、飛び込みそうなあたりに合わせて置きピン(※1)で待っていました。
カワセミが飛び立ったら照準器で追いかけながら飛び込んだ場所に合わせて連写開始です。液晶画面では追いきれないので、照準器で追いかけ続けました。
ピントのズレやブレはありますが、何とか見れますね。(^^ゞ ちなみにノートリミングです。
※1 置きピン : シャッター半押しでピントを固定したまま待機することです。
投稿者 : 23:50
2008年01月22日
三脚のネジの規格
三脚のネジの規格には2種類あります。1/4インチネジと3/8インチネジです。簡単には細ネジ(1/4インチ)、太ネジ(3/8インチ)と表現することもあります。
三脚や雲台によって採用しているネジが違いますのでお気をつけ下さい。両方に対応しているものも有ります。
雲台の話で言えば大型のデジスコシステムでお奨めすることの多いGITZOのG2380ビデオ雲台は太ネジ(3/8インチ)の方です。ベルボンのFHDシリーズは細ネジと太ネジの両方に対応しています。
三脚のほうはというと、GITZOは細ネジと太ネジ両方に対応しています。ベルボンの場合はエルカルマーニュシリーズですと5XXシリーズ以下のものは細ネジのみです。
6XXシリーズは細ネジと太ネジの両方に対応しています。7XXシリーズ以上は太ネジのみです。昨日の話で紹介したFT-3500は細ネジ仕様です。
細ネジ対応のみの三脚に太ネジの雲台をつけるには変換ネジが売られていますので、それを使用すれば問題なく使用が出来ます。
太ネジの三脚に細ネジの雲台も変換アダプターはあるようですが、一般的にはあまり使わないかもしれませんね。
各種変換ネジはエツミなどのカメラ用品メーカーの製品があります。
投稿者 : 23:58
2008年01月21日
観察用機材からデジスコ機材へ
ED82を観察用としてお使いの方からデジスコ用に機材を作るご検討をしているとの相談を受けました。三脚は今使っているFT-3500を使いたいとのご希望でしたので下記のようなアドバイスをさせていただいております。
三脚の強度は問題ないと思います。雲台についてはFT-3500の雲台は基本的な構造は通常のカメラ雲台と同じですので、デジスコでは使用しづらいことをお伝えしました。
お奨めの雲台はビデオ用雲台 GITZO G2380とロングプレートG1382L/14Bとお伝えしています。
投稿者 : 23:56
2008年01月15日
ノスリのトビモノ
ニコンED78+28XWDA+CANON IXY2000IS 1/4ほどにトリミング有り
風の強かった日曜日に猛禽類の多い場所に行ってきました。かなりの風でしたのでこのノスリは飛ぶというよりほぼ同じ場所に静止しているような状態で、カメラのAFを使用する余裕もありました。距離はかなり有ったと思いますのでそれほど鮮明とはいえませんが、比較的楽に撮影ができました。
2008年01月11日
ピント合わせのポイント
上記の2枚はほぼ同じ時に写した物です。どちらもカメラのAFでは合焦マーク(グリーンマーク)がついていました。設定はどちらも全く同じでブレなども特に無い状況です。しかし、これだけのピントの差が出ています。
一枚目の写真を写す際にも一枚だけでなく数枚ずつの連写を繰り返しての数十枚の撮影がありますが、全てこのようにボケました。
尚、撮影機材はニコンED78+28XWDA+CANON IXY2000ISです。
この時は運良く10mほどのところにとまってくれ、喜んで撮影していたのですが撮影していて「なんか画像が甘いなぁ」と感じたのでピントリングを操作し直して撮影したのが、2枚目の写真です。今度はジャスピンになりました。
どのようにピントリングを操作したのかといいますと、遠くにピントを合わせる方向に操作をしました。
IXY2000ISの癖として、多少の前ピン(ピントが手前に来ている状態)でも、AFの合焦マークを出してしまうことがあるからです。
今回は目論見どおりうまく行きました。もし同じような状況がありましたら、皆さんも是非お試しください。
1/15一部訂正
2008年01月09日
ピント合わせのポイント
ニコンED78+28XWDA+CANON IXY2000 ISにて撮影
ピント合わせについての質問が多いので私なりのポイントを紹介します。
ピント合わせのポイント
1.AFエリアの配置
AFエリアを自分がピントを合わせたい箇所(例えば鳥の顔の位置)に正確に持っていく。(カメラ側にAFエリアを移動できる機能がある場合はカメラで行っても良いですし、中央しか選べない場合は、雲台の操作で行います。)
2.スコープのピントリングの操作
スコープのピントリングを操作して出来るだけくっきり見えるようにする。
3.シャッターの半押し
シャッターを半押しして合焦マークがつくことを確認してからシャッターを全押しする。
合焦マークがつかない場合は、もう一度ピントリングを操作し合焦マークがつくまで半押しを繰り返す。
3.の操作をしてもなかなか合焦マークがつかない場合は機材ブレから合いにくくなっていることもあるので、パーン棒やスコープから手を離してぶれないようにしてからシャッターを半押ししてみると良い結果が出る場合があります。
このブログをご覧になっておられる方で、私にはこんなやり方があるという方は是非ご紹介ください。
投稿者 : 23:51
2008年01月08日
専用カメラブラケットが無いカメラの接続(その2)
専用ブラケットの無いカメラをデジスコで使用するには、自作のブラケットのほかに汎用型のブラケットを使用する方法もあります。一見、これで何の問題も無いように思えますが、以下のような問題点があります。
1.正確な光軸合わせが困難である。
→正確な光軸合わせがなされていないと色にじみやカゲリなどが起こります。
2.電池やメモリーの交換時にカメラをはずさなければならないため、都度
光軸合わせをしなければならない。
→現場での正確な光軸合わせはほぼ不可能に近いと思います。
また、せっかくのチャンスをフイにする可能性が高くなります。
3.接眼レンズとカメラレンズの接合部分にカバーが無いため余分な光が入
ってしまう。
→これは筒状のカバーを自作すればある程度は防げますね。
画質の点を除いたとしても、2.の問題は大きいと思います。電池やメモリーの交換は必要ですから、その度に面倒な光軸合わせをすることには私は耐えられません。
やはり専用ブラケットのあるカメラを選ぶ方が満足度が数倍高いと考えます。
投稿者 : 23:51
2008年01月07日
専用カメラブラケットが無いカメラの接続(その1)
これからデジスコを始める方にとって、お手持ちのカメラを使いたいお気持ちは良く分かります。また、実際にそのようなご相談も多いのが事実です。
私も出来ればどのようなカメラでも大丈夫ですよ、繋がりますよ、とお答えしたいのですが、現実には厳しいことが多いのでデジスコ向きのカメラのほうをお奨めしています。
3倍ぐらいのズームのカメラの場合は、ブラケットさえあればケラレなどの問題は無く使用できる可能性が高いので、ブラケット類を自作できるような方はチャレンジするのも面白いと思います。しかし、デジスコの基本的な技術が無いこれから始める方がそこからスタートすることはないと思います。
6、7年前は皆がそのような状態で苦労をしていたわけですが、今はそのころからの経験を元にデジスコに適したカメラを選択して簡単に使えるようにしたブラケットがあります。それらを使ってデジスコをスタートした方が、純粋に自分の腕を磨けば良いので余計な回り道をせずにすみます。
機材に疑いを持ちながらデジスコをするのはストレスがたまりますよ。
今、手に入るカメラならば下記の2機種から選ぶのが正解でしょう。
1.CANON IXY2000 IS
2.SONY DSC-W200
投稿者 : 23:21
2008年01月04日
月の撮影
天体と鳥と両方の目的でデジスコを使用したいとのご相談をいただきました。
天体については月ならばそれなりに撮影できますが、それ以外の天体ついては、難しいように思います。
月の写真の作例を出しますので、ご覧ください。
撮影機材 ニコンED78+28XWDA+ニコンE7900
露出時間:1/90.4秒
ISO感度:50
露光補正量:EV-1.0
光源:晴天
レンズの焦点距離:12.70(mm) (35mmフィルム換算合成焦点距離 約2,100mm)
投稿者 : 13:24