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2008年06月20日
RAW撮影
RAW撮影が出来るコンパクトカメラがないことがデジスコへ足を踏み入れることに躊躇する原因となっておられる方が少なからずいらっしゃるようです。デジタル一眼レフをおやりの方はそうお考えの方が多いように思います。そのお気持ちは私も良く分かります。
しかしながら簡単に扱えることが優先されるコンパクトデジカメの世界ではRAWが一般的になることはないと思います。
RAWとはなんでしょうか。これは画像の記録形式なのですが簡単に言うと撮像素子からのデータを未加工のまま生の状態で記録することを言います。
このままでは画像として完成しておらず、パソコンで現像と呼ばれる処理を施してはじめて画像になります。
コンパクトカメラではJPEGと呼ばれる既に現像された状態で記録する方式が一般的です。
RAWで記録することのメリットとはなんでしょう。
ホワイトバランスや露出などの設定を間違えたとしても現像時に設定することで失敗を防ぐことが出来ることが大きなメリットとなります。
(露出の間違いはあまり大きく狂うと補正不可能です。)
また鳥の撮影をされる方の多くはカメラメーカーのラインナップの中でも上のクラスのカメラを使用されている方が多いと思います。
そのクラスのカメラはJPEGでの撮影よりもRAWでの撮影を前提に設計されているように思いますので、JPEGで記録しても本来の画質にならないと感じることも一因ではないかと思います。
エントリークラスのデジタル一眼レフカメラではJPEGで十分に楽しめるように絵作りされていると感じます。
デジスコの魅力は高い倍率による解像感のある鮮明な写真が撮れることだと思います。ここに魅力を感じられる方にとっては他のシステムにに代えることの出来ないものだと思いますので、RAWで撮れない事を理由にデジスコをあきらめるのはもったいないと思います。
また、コンパクトカメラの場合液晶画面を見ながらの撮影ですので、いわゆるライブビュー撮影です。したがって露出の間違いやホワイトバランスの間違いはある程度撮影時に気づくことが出来ます。
RAWで撮った画像を操作するようにJPEG画像を扱うことのできるソフトもあります。RAWと同じとまではいいませんがそれに近いことが出来るようです。
実際に印刷された写真をご覧頂く機会がありましたら是非見ていただきたいと思います。A3以上に印刷された写真でも本当に良く撮影が出来たものならばかなりの品質で印刷することが出来ます。あまりRAWで撮影できるかどうかにこだわらずデジスコの魅力を味わって頂きたいと考えています。
関西方面にお住まいの方なら7月にニコンサロンでのデジスコ写真展のアンコール展があります。是非ご自分の目でデジスコ画質をご体験ください。
第5回デジスコ写真展ニコンサロンbis大阪
投稿者 : 2008年06月20日 16:09