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2008年07月08日

焦点距離

焦点距離とはレンズの中心から、レンズを通った光が像を写すまでの距離のことです。理科の実験で虫眼鏡を使って太陽の光で火を起こす実験などをしたと思います。光が集約されて熱によって焦げる点だから焦点なのですね。

カメラレンズの場合この数字が大きければ大きいほど大きく写すことができます。
CANON IXY2000ISは36~133mmです。50mmのレンズが人の目で見た感じに近いといわれています。でも、カメラのレンズに記載されている文字を良く見ると焦点距離は7.7-28.5mmとなっています。これはどういうことなのでしょう。

デジタルカメラの場合、フィルムにあたる電子部品である撮像素子(CCDやCMOS)の大きさがフィルムよりも小さいため、同じ焦点距離のレンズを使った場合、フィルムカメラよりも大きく写ることになります。
どのくらい大きく写るのかわかりやすくするため通常のフィルムカメラ(35mmフィルム)を基準にすることが多いです。これを35mmフィルム換算の焦点距離と呼んでいます。
デジスコのシステムの説明などでの1080mmから3990mmなどというのは、35mmフィルムカメラ換算の焦点距離となります。

投稿者 : 2008年07月08日 23:54