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2009年07月31日
Q.なぜ【でじすこや】では、三脚メーカーは主にベルボン・ジッツォを取り扱っているのですか?マンフロットやスリックなど他のメーカーではないのですか?それぞれのメーカーの三脚の特徴の違いを教えてください。
A.当店では、スタッフが実際に三脚を使用検証しデジスコ用に適した製品をお勧めしています。
シリーズラインナップや使いやすさ、堅牢で剛性のあるものをチョイスした結果、ベルボンとGITZOのカーボン三脚を推奨します。
◎ベルボンの特長
・スコープの口径クラス別に適合したラインナップが豊富。
・初心者の方や女性に扱いやすい脚ロックレバーの装備。(EL Carmagneシリーズ)
・カーボン三脚は軽量で開脚部の剛性が高く、ブレや振動の収束が速い。
◎GITZOの特長
・高価ですが長年の使用にも耐える堅牢かつ剛性さは価格に見合った高品質。
・カーボン三脚は軽量でありながら強度、剛性が抜群。
・開脚部はしっかりとした構造で脚部の捻れが最少で振動の収束もとても速い。
マンフロットやスリック、INDUROもお取扱いしています。
適時検証の上、厳選した製品をお勧めさせていただきます。
投稿者 kasumi : 09:50
2009年07月28日
Q.三脚・雲台素材のカーボンファイバー、バサルトファイバー、アルミ、プラスチック、軽量マグネシウム等それぞれの素材の特徴 と一番優位な素材を教えてください。
A.三脚 【脚部の主な素材の特徴】
◎アルミ製
昔から良く使われている一般的な素材です。価格が安く強度も得やすいが、重いことが欠点です。しかし重量があることで海辺などの風の強いところでは有利です。
◎カーボンファイバー製
アルミニウムなどの軽い金属に比べてもさらに軽量な素材を脚に使った高価な三脚です。
アルミ製を基準に考えると軽量で強度の高い三脚を作ることが出来ます。
デジスコの機動性の高さは機材の軽さにあるので三脚を軽量に出来ることは移動をしながらの撮影に有利になります。また、振動の収まりがよいのも特徴なので、デジスコ用の三脚素材として一番お奨めになります。
◎バサルトファイバー製
高価なカーボンファイバーに加えて数年前から使われるようになってきた素材です。
カーボンファイバー製ほど軽量に作ることは出来ませんがアルミ製に比べて軽量で、
アルミとカーボンの中間的な特性を持ちます。
価格はカーボンファイバー製ほど高価ではなく、アルミ製とカーボンファイバー製の中間的な価格です。
安価な三脚の中には、脚の連結部分に樹脂を使用しているものがあります。
こういった三脚では重量のあるデジスコシステムを支えることが出来ず、揺れが止まりませんので撮影に適していません。
雲台 【雲台の主な素材】
◎アルミ合金
一番良く使われる素材です。ほとんどの製品に使われており、安心して使用できる素材です。
◎軽量マグネシウム
アルミ合金に比べて比重が低く、軽く作ることが出来ますが、強度の点ではアルミ合金に劣ります。
デジスコで使われるビデオ用雲台では一部分にしか使われません。
◎プラスチック(樹脂)
軽量ですが、強度が弱くたわみが大きいのでデジスコ用の雲台としてはお奨めいたしません。
投稿者 kasumi : 09:29
2009年07月27日
Q.三脚の脚のロックはナット式とレバー式どちらが使いやすいのですか?
A.ナット方式は昔からある方式で、確実なロックが可能な方式です。
操作はナット部分を握ってねじらなければならないため力の弱い女性では、うまく操作が出来無い方もいらっしゃいます。
レバー方式はレバーを開ける、閉めるという分かりやすい方式です。
以前は確実性の点で敬遠されたこともありますが、現在は改良されて全く問題がありません。
簡単な操作で確実にロックされますので素早く操作が出来ます。力の弱い女性にもお奨めです。
投稿者 kasumi : 09:30
2009年07月23日
Q.出来るだけ軽い三脚を使いたいのですが、軽い三脚は良くないんでしょうか?また、三脚の重量はどういう基準で選ぶのですか?
A.出来るだけ軽い三脚を使うということは悪いことではありません。デジスコの機動性を生かすためには正しい選択です。
しかし、条件があります。使用されるデジスコ機材に見合った強度があることです。
三脚の重量については重いほうが良い場合もあります。例えば海辺での撮影の場合は風に悩まされることが多くなりますので重量が重いほうが安定します。
投稿者 kasumi : 09:22
2009年07月21日
Q.ビデオ雲台とカメラ雲台のデジスコ用途での違いを教えてください。
A.デジスコ用途では、ビデオ雲台が圧倒的に使いやすいです。
ビデオ雲台は、油圧やグリスの粘性で動きがスムーズなため構図決定がしやすくバランスが合っていればパーン棒から手を離しても光学ユニットが動いてしまうことがありませんので操作性が良好です。また、固定ロックをしても視野が動くことがほとんどありません。
カメラ雲台は上下左右方向にフリーに動かせる反面、構図決定には必ず固定ロックをしなければなりません。デジスコ撮影の場合1000mmを超える超望遠撮影となりますので、固定ロックの際に微妙に視野が動いてしまう製品が多く、折角構図決定しても再度調整し直さなければならない煩わしさがあります。
デジスコ用途でしたら、ビデオ雲台の使用をお勧めいたします。
当店では、スコープの口径クラス別にお勧めのビデオ雲台をご用意していますので、お気軽にご相談ください。
投稿者 kasumi : 13:17
2009年07月16日
Q.デジスコ用におすすめしているビデオ雲台って一体何なのですか?
A.ビデオ雲台とはビデオカメラでの撮影を前提に滑らかに動かすことが出来るように粘りの強いグリスを封入した雲台です。
雲台の操作がグリスの粘り気の抵抗でじわりと動くように出来ています。
倍率が高く前後に長さのあるデジスコシステムは狙った方向を維持することが難しいのですが(特に上下方向)ビデオ雲台はじわりと動き、適度な抵抗のつけられるので扱いが非常に楽になります。
投稿者 kasumi : 09:42
2009年07月15日
Q.液晶フードの究具03とHD-2027Wの違いを詳しく教えて下さい。
A.究具03とHD-2027Wの違いは3倍ルーペに使われているガラスレンズ表面へのコーティング加工が異なるのみです。
ゴムフード部の仕様や付属品は全く同じとなっております。
※ガラスレンズのコーティング仕様
・究具03:3層マルチコーティング(マルチコート)
・HD-2027W:単層コーティング(シングルコート)
HD-20207Wのシングルコートでも表面のキズとフード内部の乱反射を抑える効果がありますが、
究具03のマルチコートは透過率が高いので更に明るく引き締まった色味でクリアに見える効果があります。お好みに合わせてご選択ください。
【コムフード部の製品名表記につきまして】
究具03ワイドMCレンズ採用液晶フードのゴムフード部はHD-2027Wと部品共用
していますので、ゴムフード部の製品名刻印がHD-2027Wとなります。
予めご了承ください。
投稿者 kasumi : 09:24
2009年07月14日
Q.コンパクトデジタルカメラではCCDが多いのですがCMOSとCCDどちらがデジスコには向いてるのでしょうか?2/3インチ型 、1/1.8型、1/1.72型、1/2型 とたくさんのセンサーサイズがある中で一番デジスコ向きなのはどのサイズなのでしょうか?また、有効画素も高画素化して1画素の面積も減ってると思うのですがどの位の画素数が一番良いのでしょうか?
A.CCDやCMOSは撮像素子と呼ばれフィルムカメラのフィルムに相当する部分です。
デジタル一眼レフカメラではCMOS搭載の機種が増えてきましたが、コンパクトデジタルカメラではCCD搭載の機種が多いのが現状ですね。
CCDの優位性は、CMOSよりも相対的に感度が高くノイズが少ないことです。
CMOSはCCDよりも安価に製造可能で消費電力が少ないことと白飛びやブルーミングが発生しない長所がある反面、低照度(暗い被写体など)の時には素子が不安定になりやすく、撮影画像全体にノイズや縞ノイズが出やすい傾向があります。
ノイズを補正する回路が別途必要になり、結果コストアップにつながるためコンパクトデジタルカメラにはCCD搭載の機種が多いのでしょう。
今後の技術向上とコストの面の改善でCMOS搭載のコンパクトデジタルカメラも増えてくるかもしれませんが、現状では各カメラメーカーから発売されているコンパクトデジタルカメラの大半がCCD搭載機種のため、向き不向きに関係なくデジスコ用カメラの選択肢はCCD搭載機種に限られてきます。
次に撮像素子のサイズですが、サイズが大きいほど画質面で有利になります。
また、同じ有効画素数でも、撮像素子が大きい方がよりボケ味の綺麗になり発色も忠実になる傾向があります。
最近は有効画素数が増加の一途で1画素あたりの面積も小さくなっている傾向ですが白飛びがしやすくなり高精細CCDのためレンズの性能に左右されてしまうデメリットがある反面、トリミング耐性があり大きなサイズのプリントをする場合には画素数の恩恵を受けることができるというメリットもあります。
当店では数ある機種の中から撮像素子(CCD)の大きさと画素数のバランス、撮影画像の画質を検証した結果からデジスコ用推奨カメラをお勧めしています。
現時点では以下の2機種です。
・キヤノン IXY DIGITAL 2000IS:1/1.7型CCD 総画素数約1240万画素
・SONY Cyber-shot DSC-W300:1/1.7型CCD 総画素数 1390万画素
※現状では、デジスコ用としては1/1.7型CCDサイズクラスが主流です。
□撮像素子の呼びサイズについて
撮像素子は、1/2.5インチ、1/1.7インチ、2/3インチなどインチ単位で呼ばれています。
(日本の規格表示では、1/2.5型、1/1.7型、2/3型など)
このサイズはイメージセンサの撮像面の実寸を示すものではありません。
実寸は以下の通りとなっていますので、ご参照ください。
※CCDサイズ、幅(mm)×高さ(mm)
・1/2.5 5.76×4.29
・1/1.7 7.60×5.70
・2/3 8.80×6.60
投稿者 kasumi : 09:40
2009年07月13日
Q.KOWA TSN-884、774ですが何故これが選ばれるのでしょうか?ビクセンのような手軽なスコープでも良い写真は撮れると思うのですがどうなんでしょう?写真画質の差になる原因とKOWAのスコープを使ってのメリット教えて下さい。
A.海外製品は撮影を意識した作りではなく、目で見た時に最良になるような設計思想で作られているそうです。眼視での見えを意識すると画像の中心部分のシャープさやコントラストが強調される作りとなりますので撮影を行なうとカメラは正直に写し取ります。写真の場合は中心部分だけではなく出来るだけ周辺部まで良い画像であることを求められます。
コーワのTSN-884とTSN-774はデジスコを意識した設計がなされています。これにより周辺まで画像の歪みなどが少ない良い画像が得られます。
デジスコドットコムでは実際に撮影した結果で機材を評価しています。撮影される画像の良し悪しで評価した結果、コーワのTSN-884、とTSN-774の評価が高くなっています。
ビクセンのスコープは低価格であることをメリットと考えた設計となっておりますので総評はコーワに劣ります。
投稿者 kasumi : 09:32
2009年07月10日
Q.測光モードのマルチパターン・中央重点・スポットの3つがありますが、 3つのモードの違いと、どのような場面での撮影が効果的なのですか?
A.
1.モードの違いを説明します。
【マルチパターン】
画面を49(7×7)のエリアに分割して測光した情報をもとに適正露出を算出。
【中央重点】
画面の中央部分とその周囲の部分を測光し、適正露出を算出します。
【スポット】
画面中央のごく狭い範囲を測光して露出を決定します。メーカーによっては分割測光などと呼んでいます。
また分割するエリアの数などは、メーカーごとに違います。
2.実際の撮影における使い分けについて
マルチパターンは画面全体から露出を決定するモードです。このモードでも撮影は出来ますが、鳥の撮影では被写体を中央に配置して測光しますので、中央重点測光モードが最も適していると考えられます。
スポットではより狭い範囲で被写体で測光することが出来ますが、狭い範囲で露出を測るために測光場所が少しずれたときに大きく露出が変わってしまいますので使いにくい面があります。
中央重点モードでは強い逆光などの露出補正がプラス2では足りないような場合に使用します。
露出補正は常に行なわなければならない作業です。露出モードはいつも同じにしていたほうが、同じ感覚で露出補正が出来るので間違いが少ないと思います。
お奨めは中央重点測光での撮影です。被写体と背景の輝度差が大きい場合にはスポット測光と使い分ければ良いと思います。
カメラによってカメラの判断する適正露出には癖があります。その癖を早くつかむことが成功の秘訣になります。
投稿者 kasumi : 09:36
2009年07月08日
Q.ターボアダプターP2についているSUAS機構と書いていますがよくわかりませんの教えていただけませんか?
A.SUASとはスライド・アップ・アダプター・システムの略です。
双眼鏡などの接眼レンズについているスライド式のゴム見口のように回転させることで外側の筒状の部品がせり出してくる構造になっています。
目的は2つあります。
1.撮影ではなく観察をする時に目当て代わりに利用するため。
2.ケラレや周辺減光をベストな状況に微調整することが出来ます。
接眼レンズとカメラレンズとの隙間は組み合わせによって適切な隙間が違いますのでSUAS機構によって微妙な隙間の調整をすることでケラレや周辺減光をベストな状況に微調整することが出来ます。(適切な隙間でないとケラレや周辺減光と呼ばれる画面の四隅が暗くなる現象が起こります。)
投稿者 kasumi : 09:34
2009年07月07日
Q.ターボアダプターTA4やTA3は接合部をネジ1つで固定してカメラを支えていますが脱落しませんか?後、ネジを締め込んだ時に微妙に光軸はズレませんか?
A.TA3はニコンのカプラーFSA-3の精度を上げたものとして生まれました。
TA3カプラーはFSA-3と同様に円形のワッカ状になっています。精度を上げるために接眼レンズアダプターとの隙間を少なくしました。
理想はカプラーの内径と接眼レンズアダプターの外径が同じになることですが、そうしてしまうとはめることが出来なくなってしまいますので上げられる精度には限界があります。
したがってTA3は固定ネジを締めたときに光軸が少しずれることになります。
TA4は発想を変えて正確な光軸と確実な取付けを狙って作られたカプラーです。
TA4の概略図をご覧ください。このような構造になっています。
図の通り、円周の半分弱の内径は接眼レンズアダプターの外形と同じに設定してあります。残りの部分は少し緩めに設定していますので固定用のネジを緩めれば着脱はスムーズに出来ます。固定用のネジを締めれば接眼レンズアダプターの外形と一致している部分が面接触することでガッチリと固定されますので、光軸は高精度に保持されます。
この特許を取得した特殊形状を実現するために高精度の工作機械を使って加工をしています。
投稿者 kasumi : 10:19
2009年07月06日
Q.デジスコで飛翔写真の導入等のコツやアドバイスあれば教えて下さい。
A.デジスコという機材は飛翔写真の撮影に向いていないと言われてますがチャレンジ精神も必要です。
1.機材面でのアドバイス
■照準器 究具02もしくはDOS-CS1
■液晶モニターフード 究具03もしくはHD-2027W
■連写に優れた反応の良いカメラ SONY W300、CANON IXY2000IS
上記のうち特に照準器と液晶モニターフードは必須といっても良いと思います。
素早く画面に被写体を導くためには照準器が有効です。照準器で被写体を導入したら、素早くカメラのモニター画面を見ながらピント合わせをするために液晶モニターフードも必要です。
この一連の作業を効率的に行うためには左目で照準器を、右目で液晶モニターをみる両眼視が出来るデジスコドットコムの照準器システムが最も有効です。
2.撮影のポイントについて
■両眼視のマスター
■全ての操作のスピードアップ
■トマリモノは捨ててトビモノの撮影に徹する
■諦めない気持ち
上記がポイントになります。両眼視とは両方の目で同時に見るということではありません。
左目で照準を合わせたら素早く右目に意識を移して画面を見ることです。
必要に応じて右目と左目とを使い分けることが出来れば、被写体を見失うことが少なくなります。
慣れないうちは使いたいほうの目と反対の目をつぶることで切り替えがしやすくなります。
操作のスピードアップについてはスピードアップを意識して撮影の練習をするのが有効ですが練習の相手は鳥である必要はありません。
撮影の合間にでも適当な目標物を見つけて素早く導入してピント合わせをする練習をしてください。
トマリモノの撮影とトビモノの撮影と両方を意識しているとどっちつかずになりどちらも撮れません。
トビモノと決めたらその日はトビモノだけにするぐらいの気持ちで臨んでください。
諦めないでチャレンジすることが必要です。
3.実戦での練習について
撮影の流れは「照準器で導入」→「液晶画面で確認しながらピント合わせ」→「シャッターを押し連写で撮影する」です。
カメラのオートフォーカスについては状況次第ですが、カワセミのホバリングなどであれば、使える場合があります。
オートフォーカスを使う余裕がない場合はあらかじめシャッター半押しでオートフォーカスを固定しておきスコープのピント合わせのみで撮影します。
遠くを飛ぶ猛禽類などはカメラのオートフォーカスエリアの設定をオートにしても良いと思います。
最初は遠くを飛ぶサギ、カラスなどで練習しましょう。たまにしか来ない鳥では練習になりませんので飛んでいる鳥のたくさん居るところを探していきましょう。
トビモノ撮影は感覚を磨くことが良いのでどれだけチャレンジをするかということです。その中でトビモノ撮影に成功する条件やうまく行かない条件などを勉強できます。
投稿者 kasumi : 09:33
2009年07月03日
Q.機材ブレ・手ブレ・被写体その3つのブレの違い、写真での見分け方、ブレ対策を教えてください。
A.
【ブレの違い】
■機材ブレ
機材やカメラの操作の際、機材はブレを起こします。
しばらくするとブレ幅が徐々に小さくなり最終的にはブレがなくなります。
スコープの先端をトン!と叩いて液晶画面を見ると機材ブレを体験できます。
一度確認してみてください。
■手ブレ
デジスコでは、基本的にケーブルレリーズでシャッターを切りますので、手ブレはありません。
主に口径50mmクラスを利用したモバスコでの手持ち撮影では超望遠撮影となるため、手ブレを起こします。
■被写体ブレ
撮影対象の被写体である野鳥の早い動きによって起こるブレです。
被写体だけがブレてしまいます。
【写真での見分け方】
■機材ブレ
ブレ幅が多い時には、画像全体に方向性を持ったブレから確認できます。
軽微なブレの時には、全体的に甘い感じに写ります。
ピンぼけと勘違いしやすいので、甘い画像が撮れた場合には機材ブレも疑ってみましょう。
■手ブレ
こちらも機材ブレと同様の写り方をします。
手持ち撮影となりますので、ブレ写真が多くなりがちです。
■被写体ブレ
野鳥本体だけがブレていて他の木の枝や地面などはきっちり止まっている写り方をしていれば被写体ブレです。
【ブレ対策】
■機材ブレの対策
基本は光学ユニット、カメラユニット、雲台・三脚ユニットの各パーツ類をしっかりと取り付けることです。
ピント操作やカメラ設定操作、構図決定後、機材の微振動が収まってからシャッターを切るように心掛けることで機材ブレがかなり軽減します。
また、ケーブルレリーズでシャッターを切りますが、1枚目はケーブルレリーズからの振動も伝わることもありますので、カメラ設定の連写を活用し1コマ目は捨てて振動が収まり始める2コマ目以降に期待してたくさん撮影して機材ブレのない画像の歩留りを上げる方法も有効です。
■手ブレ
手持ち撮影の場合、液晶画面を見ながらの撮影となりますので機材が腕の前になり中空に浮いた状態での撮影になります。
このままではブレてしまいますので、可能な限りフィールドにある構築物やフェンス、木の枝に体の一部を接地することで体から発生してしまうブレを抑えることが出来ます。
■被写体ブレ
これはカメラ設定の連写の活用しかありません。
動きの激しい野鳥はもちろんのこと、枝どまりの野鳥でも枝が微妙に揺れていることがあり、これが被写体ブレにつながります。
連写でたくさん撮影してきっちり野鳥がきっちり止まっているブレのない画像が数コマでもあれば成功です。
投稿者 kasumi : 09:25
2009年07月02日
Q.ピントもうまくいってるのにいまいちパッとした写真が撮れません。仲間から構図が悪いと言われたのですが良くわからないので教えてください。
A.構図は明確な正解があるものではないと思いますが、基本的な考えとしては鳥の向いている方の空間を空けるようにしたり、ドアップの場合は目の位置を中心にするように考えると良いと思います。
カメラの設定でグリッド線を表示しておくと構図の目安になります。
自分好みの写真を撮る方の写真をたくさん見ることも良いと思います。
投稿者 kasumi : 09:31
2009年07月01日
Q.デジスコ撮影でピントがうまく合いません。何かいいアドバイス頂けないでしょうか?
A.ピントが合わない理由は以下の3つが考えられます。
1.ピントがずれている。
2.ブレている。
2-1被写体が動いたために被写体ブレをおこした。
2-2あわててシャッターを押したりしたことで機材ブレをおこした。
3.遠方の被写体を撮影したことにより解像度が得られなかった。
(説明)
1.
画面を見ながらのスコープでのピント合わせとカメラのAFエリアを鳥の目の位置にきちっと合わせて半押しをすることで解決すると思います。
鳥が居る限り5枚から10枚ぐらいを1セットにしてピントを取り直しながら撮影すると良いのが撮れます。
2.
2-1.暗い林の中での撮影の場合にシャッタースピードが上がらないことで起こりやすいですが、ズームを控えめにすることと連写を多用することでうまくとまった写真が撮れます。とにかく連写をするとをおすすめします。
2-2.しっかりとした三脚を使用し、あわてずに撮影すれば防げます。
3.
小鳥の撮影を前提に考えますと50mほど離れた被写体を鮮明に撮影することは間にある空気の層や光の関係で解像度が得られないことがあります。
原因の特定が出来無い場合はお気軽にご相談ください。
投稿者 kasumi : 09:43