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2009年07月10日
Q.測光モードのマルチパターン・中央重点・スポットの3つがありますが、 3つのモードの違いと、どのような場面での撮影が効果的なのですか?
A.
1.モードの違いを説明します。
【マルチパターン】
画面を49(7×7)のエリアに分割して測光した情報をもとに適正露出を算出。
【中央重点】
画面の中央部分とその周囲の部分を測光し、適正露出を算出します。
【スポット】
画面中央のごく狭い範囲を測光して露出を決定します。メーカーによっては分割測光などと呼んでいます。
また分割するエリアの数などは、メーカーごとに違います。
2.実際の撮影における使い分けについて
マルチパターンは画面全体から露出を決定するモードです。このモードでも撮影は出来ますが、鳥の撮影では被写体を中央に配置して測光しますので、中央重点測光モードが最も適していると考えられます。
スポットではより狭い範囲で被写体で測光することが出来ますが、狭い範囲で露出を測るために測光場所が少しずれたときに大きく露出が変わってしまいますので使いにくい面があります。
中央重点モードでは強い逆光などの露出補正がプラス2では足りないような場合に使用します。
露出補正は常に行なわなければならない作業です。露出モードはいつも同じにしていたほうが、同じ感覚で露出補正が出来るので間違いが少ないと思います。
お奨めは中央重点測光での撮影です。被写体と背景の輝度差が大きい場合にはスポット測光と使い分ければ良いと思います。
カメラによってカメラの判断する適正露出には癖があります。その癖を早くつかむことが成功の秘訣になります。
投稿者 kasumi : 2009年07月10日 09:36