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2009年08月27日
Q.友人から対物絞りを使うとピントが合いやすくなると聞きました。どういった物で具体的にどういう効果がでるのか教えていただけますか?
A.簡単に説明しますと大口径(80mm以上)を小さな口径のスコープとして使えるように口径を小さくするための部品です。
例えば82mmのスコープを60mmにする場合は外形が82mmで真ん中に60mmの穴が開いたドーナツ状の薄いワッカをスコープの前面にはめて使用します。
この部品をはめることで82mmのスコープが60mmのスコープとして使えます。
【良い点】
口径が小さくなるということはピントの合う範囲が広くなりますので、ピ ントの合う確率が高くなります。カメラの絞りと同じです。
【悪い点】
口径が小さくなると取り込める光の量が減るのでシャッタスピードが上がりにくくなります。
初心者のうちはピント合わせに苦労することが多いので対物絞りをつけて慣れるまでは小口径システムとして使うのもひとつの手だと考えています。そういった悩みのある方は一度お試しいただくのも良い方法だと思います。
尚、対物絞りとして市販されているものはないので塩ビシートなどを加工して自作をするしか方法はありません。
投稿者 kasumi : 09:25
2009年08月26日
Q. 照準器の種類もたくさんありますが太陽電池のタイプと通常の電池タイプとの違いを教えて下さい。
A.照準器システムを選ぶ際のポイントです
■ 照準器本体が見やすいドットサイト方式であること ※1
■ 一度調整した照準器の向きがしっかり固定されるもの
■ 両眼視が出来るもの ※2
■ 出来るだけ軽量であること
■ 電池交換やメモリ交換に支障の無いもの
※1
ドットサイト方式とはLEDランプの光を前面にあるスクリーンに投射するタイプです。エアガンの照準として使われているタイプと同じで、見やすく扱いやすいのが特長です。
※2
両眼視とは液晶モニターフードを併用することで左目で照準器、右目でカメラのモニター画面を見る方法です。この方法が可能な位置に照準器があることが必要です。この方法はデジスコドットコムが特許を取得しています。
頭の位置を動かさずに見ることの出来るので動きの速い鳥を追うには効果的な方法です。
【ドットサイト方式の照準器には電源が必要です。使いきりの電池を使用するものと太陽電池のものがあります。】
●使いきりの電池方式は太陽電池式より本体が小さくドットが明るい傾向がありますが、スイッチを消し忘れると電池を早く消耗してしまいますのでご注意下さい。
●太陽電池式は電池交換の心配はありませんが、太陽電池のため本体が大きめになり重量があることやドットが暗い傾向があります。
投稿者 kasumi : 09:42
2009年08月25日
Q.デジスコ撮影では焦点距離1000mm~3000mm以上(35mmフィルム換算)の超望遠撮影が可能と聞きましたが、焦点距離の違いによって画角はどのように変化するのですか?
A.焦点距離の数字が大きくなるにつれて倍率が高くなります。
焦点距離1000mmを倍率で表すと30倍、3000mmでは90倍となります。
具体的なイメージとしては、5m離れたところから撮影した場合、5cm程の被写体が1000mmでは画面の1/3ほどに写せます。3000mmでは画面一杯に写すことが出来ます。
尚、カメラ単体の1倍(36mm)では点のようにしか写すことが出来ません。
投稿者 kasumi : 09:47
2009年08月19日
Q.デジスコではカメラの光学手ブレ補正は効果が無いと聞きましたが、どうしてなのですか?
A.カメラの手ブレ補正はあくまでカメラ単体で使う前提で設計されています。
標準的な30倍のデジスコシステムではスコープで拡大して撮影するので倍率に応じてブレの大きさも増大します。ですから増大した分のブレまでは補正されないのです。
倍率の低いデジタンや小口径のデジスコでカメラズームをあまりしていな い状態であれば多少の効果はあります。
デジスコシステムは三脚に載せて撮影をしますので、レリーズを使って撮影をすれば機材ブレはないので手ブレ補正が効かなくてもご安心ください。
投稿者 kasumi : 09:29
2009年08月18日
Q.デジスコでマクロ的な撮影もできる事を聞きました。デジスコは5mからしかピントが合わないみたいですがそれでもかなり大きく写す事ができるのでしょうか?
A.5mの撮影距離ならば約15cmの距離からカメラ単体で撮っているのと同じ大きさに撮影できます。
30倍のスコープを用いたデジスコシステムの場合、撮影距離の1/30の距離から撮影をしているのと同じとお考え下さい。カメラズームまで使用すればさらに近づいて撮影しているくらい大きく撮影できます。具体的な大きさを示しますと、5mの距離から5cmの大きさのものを画面 いっぱいに撮影することが出来ます。
デジスコシステムの最短撮影距離はスコープによって変わります。例えば、ジオマ52-SやスワロフスキーのSTS-65HDでは3mまでピントが合います。
ミニデジスコともいえる、デジタンシステムZ6では倍率こそ6倍ですが30cmまで近づくことが出来るので、他の方法では出来ないくらいのマクロ撮影が可能になります。
投稿者 kasumi : 09:24
2009年08月17日
Q.シャッタースピードを出来るだけあげて撮影をしたいのですが、シャッタースピードをあげる為には、カメラのどの機能を使えばいいのですか?
A.シャッタースピードは被写体の明るさに左右されます。
出来るだけ速いシャッタースピードで撮影するためにはカメラズームを上げないことです。
シャッタースピードを稼ぐためにISO感度を上げると画質が悪くなってしまいます。
カメラズームを上げる(倍率を上げる)にしたがって取り込める光の量が少なくなっていくのでシャッタースピードが遅くなってしまうのです。そのためカメラズームは全くしないか、上げるとしても少しだけにします。
明るい場所ではカメラの判断により絞りが入ってしまい、思ったほどシャッタースピードが速くならない場合もあります。そのような場合は画面に表示されるシャッタースピード見ながらできるだけ速いシャッター
スピードが切れるようにカメラズームを少しだけ上げることもあります。
投稿者 kasumi : 09:30
2009年08月06日
Q.絞りとはカメラの明るさの事というのはわかるのですが、どういう影響を及ぼすのかがわかりません教えてください。
A. 絞りとは人間の目で例えると瞳孔に当たります。つまり絞りという機構により光を通す穴の大きさを変えてレンズから入ってきた光の量を調節するものです。
絞りの穴を大きくすることを開ける、穴を小さくすることを絞ると言います。穴を一番大きくした状態を開放絞りと言います。
絞りとシャッタスピードには大きな関連があり、絞ると光の量が少なくなるのでシャッタースピードを遅くしなければ真っ暗な写真となってしまいます。
絞りにはもうひとつ効果があり、絞るとピントが合う範囲が広くなります。このピントの合う範囲を被写界深度と言います。
極端な例はピンホールカメラです。ピンホールカメラはカメラの目の前にある近いものから遠いものまでピントが合うのです。
デジスコで使用するコンパクトカメラのほとんどでは、絞りを細かく設定出来るようになっていません。オートで使うことがほとんどです。
投稿者 kasumi : 09:29
2009年08月05日
Q.焦点距離には35mm換算とよく書かれていますが、 35mm換算とは一体何の事なのですか?
A.35mm換算とは正確に言うと「35mmフィルム換算」となります。
35mmフィルムとはいわゆる一般的な写真フィルムのことです。
デジタルカメラの場合、フィルムに当たる画像を取り込む部分(撮像素子)の大きさは数種類あります。
デジタル一眼レフカメラにおいて5種類あり、コンパクトデジタルカメラにも数種類あります。
この撮像素子の大きさが変わると、同じ焦点距離のレンズを用いて撮影した場合でも撮影される望遠度合いが変わります。
撮像素子が小さいほど望遠度合いが高くなります。つまり被写体が大きく撮れます。この望遠度合いを画角ともいいます。
画角を直感的に分かりやすく表す上でレンズの焦点距離で表記することが多いのですが、基準になる撮像素子の大きさを決定しな いと分かりにくくなるため古くから使われている35mmフィルムで撮影した場合を基準にしています。それで35mmフィルム換算と呼んでいます。
換算方法ですが撮像素子の面積比の逆数をレンズの焦点距離に掛けたものが35mmフィルム換算の焦点距離となります。
つまり、撮像素子の面積がが35mmフィルムの面積の1/2ならば2倍の大きさに写るのです。望遠率が2倍になるのでレンズの焦点距離に2倍をかけて35mmフィルム換算何mmと表します。
尚、CANONのIXY3000ISやSONYのDSC-W300で使われている撮像素子の場合は、35mmフィルムに対して約4.67倍になります。
投稿者 kasumi : 09:23
2009年08月04日
Q.F値とは一体何なのですか?数字の大きい小さいで何がかわるのですか?
A. F値とは、絞り値とも呼ばれていてレンズの明るさを示す値です。
「絞り」と言われてもわかりにくいかもしれませんね。
カメラのレンズ内部にはレンズ内を通過する光の量を調整するための射光板のような機能が付いています。この射光板を閉じたり開いたりして光量を調整する動作が「絞り」です。光の量をわかりやすく数値化
したものがF値で小さいほど光の量が多く明るくなります。
デジタルカメラのスペックに掲載されているF値は絞りをもっとも開けた状態(開放F値と呼びます)を意味します。
ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラでは、ズーム域によって開放F値が可変してしまうため、カタログや仕様表ではワイド端とテレ端の開放F値を記載している場合が多いです。
F値とシャッタースピードは反比例の関係となっています。
F値が小さいほど暗い場所での撮影では速いシャッタースピードを切ることができます。
但し、プログラムオートモードのみのでは、カメラ側でF値とシャッタースピードをコントロールしてしまうため、F値の変更はできません。
CANON IXY DIGITAL 3000ISやSONY DSC-W300などマニュアルモード機能があるカメラでは開放F値に設定できるので、速いシャッタースピードが切りやすいことがあります。試してみてください。
投稿者 kasumi : 09:29