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2012年05月31日
【デジスコ講習】(36) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その12]
今回は『中口径60~70mmクラス』をご紹介したいと思います。
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スコープ口径:60~70mmクラス
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いずれも描写性能が高く、
組み合わせるパーツによって画質最優先の本格システムに組むことも、
機動性の高いシステムに組むことも自由にできる実用クラス。
口径や価格の選択肢も広いです。
【KOWA TSN-664 PROMINAR】
・対物レンズ口径:66mm
・対物レンズの種類:XDレンズ
・最短焦点距離:6m
・全長:312mm
・重さ:1,020g
【Nikon EDIII】
・対物レンズ口径:60mm
・対物レンズの種類:EDレンズ
・最短焦点距離:5m
・全長:279mm
・重さ:1,090g
【Vixen ジオマII ED67-S】
・対物レンズ口径:67mm
・対物レンズの種類:EDレンズ
・最短焦点距離:4m
・全長:330mm
・重さ:1,010g
使いやすく機動性の高いスコープをご希望なら
『中口径60~70mmクラス』をオススメします!!
投稿者 turbo : 16:54
2012年05月30日
【デジスコ講習】(35) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その11]
今回は口径別に代表的なフィールドスコープの仕様を簡単にまとめて
ご紹介したいと思います。
まずは『大口径80mmクラス』から。
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スコープ口径:80mmクラス
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明るく、クオリティーの高い写真が撮れる大口径クラス
被写界深度が浅くなるため、
ピント合わせをシビアに行わないとシャープな写真が撮れないが、
ピントが合えば、非常に鮮明で迫力のある作品が撮れます。
【Nikon ED82】
・対物レンズ口径:82mm
・対物レンズの種類:EDレンズ
・最短焦点距離:5m
・全長:327mm
・重さ:1,575g
【Nikon EDGフィールドスコープ85 VR】
・対物レンズ口径:85mm
・対物レンズの種類:EDレンズ
・最短焦点距離:5m
・全長:379mm
・重さ:2,400g
【Nikon EDGフィールドスコープ85】
・対物レンズ口径:85mm
・対物レンズの種類:EDレンズ
・最短焦点距離:5m
・全長:379mm
・重さ:2,030g
【KOWA TSN-884 PROMINAR】
・対物レンズ口径:88mm
・対物レンズの種類:フローライト・クリスタル
・最短焦点距離:5m
・全長:329mm
・重さ:1,520g
【KOWA TSN-774 PROMINAR】
・対物レンズ口径:77mm
・対物レンズの種類:XDレンズ
・最短焦点距離:5m
・全長:304mm
・重さ:1,330g
画質を追求したい方なら
『大口径80mmクラス』をオススメします!!
投稿者 turbo : 17:01
2012年05月29日
【デジスコ講習】(34) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その10]
今回はフィールドスコープの価格について説明したいと思います。
フィールドスコープの価格は
15,000円程度から300,000円程度と幅広く、
国内製スコープか海外製スコープかでも価格は変わってきます。
※同じような口径サイズの場合は国内メーカーより海外メーカーの
フィールドスコープの方が高額の場合が多いです。
では、『高価=画質優良』となるのでしょうか。
実は、高額な海外製スコープであれば高画質な撮影が
できるというわけではありません。
また、安価であるからとレンズ口径や倍率だけで
フィールドスコープを選ぶと良い撮影ができない場合もあります。
使用目的や用途に応じてコストパフォーマンスもさまざまです。
フィールドスコープを選ぶ際は詳しい販売員のいるショップで
納得いくまで説明を聞くことをおすすめします。
また、多くのデジスコユーザーが使っている人気機種を
選択するのも良いでしょう。
人気機種であれば中古で買い取ってもらう場合も
思った以上に高値を付けてもらえるケースもあるので
1クラス上の機種に買い換えやすくなるかもしれません。
投稿者 turbo : 15:02
2012年05月28日
【デジスコ講習】(33) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その9]
フィールドスコープの重量や大きさも気になる点ではないでしょうか。
そこで、今回はフィールドスコープを
口径別にクラス分けして説明したいと思います。
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スコープ口径:80mmクラス
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◎重量:1.5~2.4kg程度
※デジスコシステム総重量:5~6kg程度
◎全長:325~380mm程度
【代表的なスコープ】
・Nikon ED82
・Nikon EDGフィールドスコープ85
・Nikon EDGフィールドスコープ85 VR
・KOWA TSN-884 PROMINAR
・KOWA TSN-774 PROMINAR
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スコープ口径:60mmクラス
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◎重量:1~1.3kg程度
※デジスコシステム総重量:4~5kg程度
◎全長:280~330mm程度
【代表的なスコープ】
・Nikon EDIII
・KOWA TSN-664 PROMINAR
・Vixen ジオマII ED67-S
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スコープ口径:50mmクラス
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◎重量:0.5kg程度
※デジスコシステム総重量:1.5~2.5kg程度
◎全長:180~210mm程度
【代表的なスコープ】
・Nikon ED50
・Vixen ジオマII ED52-S
スコープ重量が重いと、その重量に合わせた三脚や雲台が必要となり、
システム全体が重くなってしまいます。
スコープ全長が長いと、回転モーメントといわれる力が大きくなり
操作性に良くない影響も生まれてきます。
同じ性能であれば小さく軽量にまとまっているほうが良いといえますが
そのためにプリズムが小さかったり、
接続部の強度が不足していたりしては本末転倒です。
フィールドスコープを購入する際には
経験者の助言やネット上などの情報だけでなく
専門スタッフのいるショップなどで相談しながら
選ばれることをオススメします!
投稿者 turbo : 17:39
2012年05月25日
【デジスコ講習】(32) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その8]
フィールドスコープには、
ピント合わせを行うための操作部は
2種類あると説明いたしました。
前回は『ドラムタイプ』しましたので
今回は残りのもう1種類の説明をしたいと思います。
≪ノブタイプ(フォーカスノブ方式)≫
径の小さいな円柱形のノブを
指の腹で回してピントを合わせるタイプです。
指先だけで操作でき、慣れれば快適です。
また、ノビの回転に対して大きくピント位置が移動する「粗動ノブ」と
ノブの回転に対してピントの移動量が少ない「微動ノブ」の
2種類を持っているフィールドスコープも増えています。
このタイプのフィールドスコープは
素早くピント位置を移動でいる「粗動ノブ」で大まかにピントを合わせ
「微動ノブ」でピントを追い込むようにして
効率よくピント合わせができるようになっています。
投稿者 turbo : 17:42
2012年05月24日
【デジスコ講習】(31) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その7]
フィールドスコープには、
ピント合わせを行うための操作部があります。
形状は2種類あり、それぞれ特徴があります。
そこで、今回はピント合わせの操作部について
説明したいと思います。
≪ドラムタイプ≫
一眼レフ用レンズのピントリングと同じ形状です。
スコープ本体の外周部に沿って取り付けられた
幅広のリングを回して操作します。
一眼レフ用レンズに慣れている方には
『ドラムタイプ』の方が最初は操作しやすいかもしれません。
次回はもう1種類を説明します。
投稿者 turbo : 16:27
2012年05月23日
【デジスコ講習】(30) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その6]
今回は「直視型(ストレートタイプ)」と「傾斜型(アングルタイプ)」
どちらのフィールドスコープがデジスコには使いやすいのか説明したいと思います。
≪直視型(ストレートタイプ)≫
接眼レンズと撮影対象物が直線に並ぶので
フィールドスコープをまっすく向けることで
対象物をとらえることができます。
≪傾斜型(アングルタイプ)≫
接眼レンズをやや上からのぞき込む形になっているため
高い場所の撮影対象物を観察する場合は楽です。
また、三脚を高くしなくてものぞけるという利点もあります。
どちらのタイプのフィールドスコープを選んでも
デジスコを楽しむことはできますが
やはり、デジスコでは被写体を導入しやすい
「直視型(ストレートタイプ)」をオススメします!!
投稿者 turbo : 17:40
2012年05月22日
【デジスコ講習】(29) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その5]
今回はフィールドスコープの形について説明します。
フィールドスコープには2つのタイプがあります。
≪直視型(ストレートタイプ)≫
接眼レンズを光軸と並行に取り付けます。
≪傾斜型(アングルタイプ)≫
45度の角度がつけられています。
観察用であれば、どちらでも問題なく使えますが
デジスコ撮影に使う場合はどちらが良いでしょうか?
それは次回説明したいと思います。
投稿者 turbo : 15:07
2012年05月21日
【デジスコ講習】(28) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その4]
今回は『対物レンズ』・・・
つまり『フィールドスコープのレンズ』について説明します。
光は波長によって物質に対する屈折率が異なりますので
レンズに光を通すと、色によって焦点距離に差が生じます。
そのため、レンズを通して見た時に像を結ぶ位置にずれ、ボケが生じます。
また、色のにじみなども生じます。これを「色収差」と言います。
そこで、写真のクオリティーを低下させる「色収差」を抑えるレンズ
『EDレンズ(XDレンズ)』や『フローライト(蛍石)』などの
高価な特殊素材のレンズがデジスコ撮影には必要となります。
また、合わせて光の透過率を高めるコーティングを施されている
レンズであることも重要です。
つまり、デジスコに使用するフィールドスコープを選ぶ場合は
『EDレンズ』や『フローライトレンズ』を使用し
優れたレンズコーティングが施された製品を
選ぶことが大変重要となります。
投稿者 turbo : 17:21
2012年05月18日
【デジスコ講習】(27) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その3]
『対物レンズ口径』のサイズによってピントの合って見える範囲(被写界深度)が変ってきます。
では、どのように違ってくるのでしょうか?
同じ倍率の場合、口径が大きいフィールドスコープ(80mmクラス)ほど
被写界深度が浅くなるので、遠近感のある迫力ある画像を楽しむことができます。
それに比べて口径が小さいフィールドスコープ(50~60mmクラス)は
被写界深度が深くなりますので、撮影が楽になります。
つまり
≪口径の大きいフィールドスコープを選んだ場合≫
口径が大きいということはフィールドスコープも大きくなります。
ピント合わせに苦労されることが多いと思いますが
ピントさえ合えば、非常に鮮明で迫力のある作品を撮影できるでしょう。
≪口径の小さいフィールドスコープを選んだ場合≫
口径が小さいということはフィールドスコープが
コンパクトになりますので動きやすい上、
ピントが合う確率が高いので、撮影は楽になると思いますが
野鳥との距離が近くなければ、超ドアップの撮影は厳しいでしょう。
フィールドスコープの『対物レンズ口径』は
ご自身の使い方(目的)に応じて決められると良いでしょう。
投稿者 turbo : 16:20
2012年05月17日
【デジスコ講習】(26) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その2]
フィールドスコープは『対物レンズ口径』のサイズによって
タイプを分けることができます。
では、『対物レンズ』とはどこでしょうか?
『対物レンズ』はスコープ先端にあるレンズで光の入り口となります。
このレンズが大きい(口径が大きい)ほどより多くの光を導くことができます。
そのため、『対物レンズ』の口径が小さいものより大きいもののほうが
暗い場所でもより明るい条件で撮影できるメリットがあります!!
では、『対物レンズ口径』のサイズによってピントの合って見える範囲(被写界深度)は
どのように違ってくるのでしょうか?それは、次回説明したいと思います。
投稿者 turbo : 15:00
2012年05月16日
【デジスコ講習】(25) 機材をそろえよう-フィールドスコープ[その1]
では、まずはデジスコシステムの
各パーツの名称と役割を説明していきましょう。
まずは『フィールドスコープ』から始めたいと思います。
『フィールドスコープ』とは、遠くの対象物を大きく拡大し
観察するための望遠鏡の一種です。
望遠鏡との違いは、プリズムを組み込み、正立像が得られる点です。
観察・撮影する時は対応する接眼レンズを組み合わせて使用します。
次回はフィールドスコープにはどんな種類があるのか
タイプ別に紹介したいと思います。
投稿者 turbo : 15:46
2012年05月15日
【デジスコ講習】(24) 機材をそろえよう
デジスコを始めたいがどんな機材を用意したらよいのか・・・と
悩む方が多いと思います。
デジスコシステムは『スコープ』と『デジタルカメラ』だけでなく
『三脚』・『雲台』・『照準器』・『レリーズシステム』など
撮影しやすく良い写真が撮影できるように考えれています。
そこで、機材購入にあたって理解しておきたい
各パーツの役割や用途に合った組合せなどを
説明していきたいと思います。
ご自分に合ったデジスコシステムを見つける際の
ご参考になさってください。
投稿者 turbo : 20:57
2012年05月14日
【デジスコ講習】(23) 難しくないの?
今までデジスコシステムを触ったことがない方や
カメラの知識があまりない方が一番気になるのは
「デジスコって難しいのでは?」という点でしょう。
どうぞご安心下さい!
デジスコはとてもシンプルな撮影法です。
撮影したい野鳥などがそのまま液晶画面に映し出されますので
あとは『ピント合わせ』と『シャッターチャンスを狙う』だけです。
デジスコはどなたでも気軽に楽しめるシステムです!!
投稿者 turbo : 15:17
2012年05月11日
【デジスコ講習】(22) 価格は?
超望遠撮影機材を購入する際の
価格も気になるポイントになると思います。
そこで、今回はデジイチとデジスコシステムの価格を比べてみましょう。
ロクヨンシステムは
対物レンズ口径φ150mmで価格140万円程度となります。
軽自動車なら買えてしまう価格ですね。
それに比べて代表的なデジスコシステムは
対物レンズ口径φ80mmで価格40万円程度と
ロクヨンシステムに比べて1/3以下となります。
デジスコシステムは
焦点距離は3倍、明るさも倍以上と
スペック的にはプロ用カメラレンズ撮影機材以上の
ポテンシャルがあるばかりでなく
コストパフォーマンスも絶大と言えるかもしれません!!
投稿者 turbo : 11:11
2012年05月10日
【デジスコ講習】(21) 重量は?
超望遠撮影機材に求められることは焦点距離・明るさだけではなく、
重量や大きさなど機動性に関わることも重要なポイントとなります。
ではデジイチとデジスコシステムの重量を比べてみましょう。
ロクヨンシステムでは重量が約14kgとなりますが
代表的なデジスコシステムの重量は約4~6kgとかなり軽量です。
デジスコシステムは重量・大きさともデジイチの1/3以下と
かなり軽量・コンパクトです!!
投稿者 turbo : 11:16
2012年05月09日
【デジスコ講習】(20) 明るいF値[その3]
デジスコシステムが明るいシステムであると説明してきましたが
デジイチとデジスコシステムを実際に比べてみると・・・
キヤノンEF600mm F4L IS USM
重量5kgのヘビー級ですが、デジイチとの組み合わせで
焦点距離600mm~900mm(CMOSサイズによって異なる)において
F4.0の明るさ。
一番明るいとされている超望遠カメラレンズでもこのレベルです。
直径9cm弱の軽量なスコープで
840mmにおいてF2.0のデジスコシステム。
デジスコシステムは明るさにおいては敵なし!と言っても
過言ではないと思います!!
投稿者 turbo : 10:22
2012年05月08日
【デジスコ講習】(19) 明るいF値[その2]
前回は合成F値を求める方程式を紹介しましたので
今回はその方程式を使って実際に合成焦点距離を求めてみましょう。
では、今回も下記写真のデジスコシステムを例にとってみましょう。
対物レンズ口径φ88mmのスコープの焦点距離は510mm、
30倍接眼レンズの焦点距離は17mm、
コンデジの焦点距離は28mm~105mmとすると・・・
【合成F値】=【スコープの焦点距離/接眼レンズの焦点距離Xコンデジの焦点距離(レンズに書いてあるf値)】/【スコープ対物レンズ径】
↓
(ワイド側)840mmではF1.7~(テレ側)3150mmではF6.3となります!!
実際にはコンデジの明るさ以上にはならないのでF2.0~F6.3での撮影となります。
ちなみに、プロ用カメラレンズ撮影機材の場合、
対物レンズ口径φ150mmの600mmF4.0/APSサイズカメラで780mmF4.0ですから、
デジスコシステムがいかに明るいシステムであるかがわかると思います。
投稿者 turbo : 11:47
2012年05月07日
【デジスコ講習】(18) 明るいF値[その1]
デジスコシステムは大きな焦点距離と同時に
明るく写せる性質を持ったシステムであると説明してきましたが
これをわかりやすく表現してみましょう。
フィールドスコープの接眼レンズを通して結ばれた像は
小さくはなりますが、光を集めて明るい像となっています。
この、充分に明るい像をコンデジで接写するのがデジスコシステムです。
従って、集光力の大きいフィールドスコープであれば
コンデジのレンズの明るさと同じ明るさで写せることができます!!!
その明るさ(F値)を計算する方程式は下記の通りです。
【合成F値】=【スコープの焦点距離/接眼レンズの焦点距離Xコンデジの焦点距離(レンズに書いてあるf値)】/【スコープ対物レンズ径】
では、次回はこの方程式を利用して、デジスコシステムの明るさ(F値)を求めてみましょう♪
投稿者 turbo : 16:56
2012年05月02日
【デジスコ講習】(17) F値とは?
今後の講習の中で『F値』という言葉が出てきます。
そこで、まず『F値』の説明をしておきましょう。
『F値』とは絞り値とも呼ばれていて、
レンズを通って撮像素子上に写る像の明るさのことです。
『F値』はF1.4、F2、F3.5、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表され、
『F値』が変えると、絞りの開き具合が変わり、レンズを通る光の量が変わります。
≪F値の数値が大きい場合≫
絞りが絞られてレンズを通る光が少なくなります。
≪F値の数値が小さい場合≫
絞りが開かれてレンズを通る光が多くなります。
つまり、数値が小さいほど明るいレンズとなり
速いシャッタスピードで撮影することが可能になります!!
投稿者 turbo : 11:59
2012年05月01日
【デジスコ講習】(16) コリメート法とは?[その2]
前回はコリメート法と合成焦点距離を求める方程式を紹介しました。
では、今回はその方程式を使って実際に合成焦点距離を求めてみましょう。
下記写真のデジスコシステムを例にとってみましょう。
対物レンズ口径φ88mmのスコープの焦点距離は510mm、
30倍接眼レンズの焦点距離は17mm、
コンデジの焦点距離(ワイド側F4.9)は28mm~(テレ側F18.6)105mmとすると・・・
【合成焦点距離】=【スコープの焦点距離/接眼レンズ焦点距離】X【コンデジの焦点距離(35mmフィルムカメラ換算)】
↓
510/17×28~105=840~3150
つまり、このシステムの合成焦点距離は、
(ワイド側)840mm~(テレ側)3150mmとなります!!
コリメート法はこの特性を生かして、
野鳥撮影や天体撮影、顕微鏡撮影など
撮影倍率を必要とされる用途に活用されています。
投稿者 turbo : 11:23