2011年12月07日
デジスコ撮影の撮影方法(連写が基本)
お問い合わせの中に、デジスコの撮影であまり上手くいかないので、
機材の選定やカメラの設定に問題があるのかどうかに関するものが
あります。
特に、デジスコ撮影で、連続/単写の選択撮影モードで単写を選定されていて
液晶モニターでピントを合わせ、それでシャッターを一枚づつ押すスタイルを
取っている方がおられます。それで、デジスコは上手く撮影ができないと
諦めてしまっているようです。
デジスコ撮影の場合は、連写モードにして、レリーズを全押ししたまま連写を
続けましょう。
ただし、撮影時に液晶画面に見えるプレビュー画面を見て構図が悪かったり、
ピントや露出が良くない場合は連写をストップし、必要な操作から再度行います。
いい感じのときは10枚を上限にたくさん写しましょう。連続して100枚写すよりも、
条件をちょっとずつ変えて10枚を10回写したほうが良い結果がでると思います。
投稿者 岡ちゃん : 16:26
2009年03月13日
ウメジロ
昨日はレンジャクにフラれたと書きました。お目当ての鳥さんにフラれたからといって何も撮影しないと言うのは面白くありませんので、狙いを変えて梅とメジロを狙いに行ってきました。
何度やってもこの鳥は難しいですね。すばしっこく動き回るのでAFでピントを合わせる暇がありません。ではどのようにするのか?
AFを使う余裕がなければAFを使わなければ良いのです。シャッター半押しでAFを固定します。狙いをつけて画面を見ながらスコープのピントリングを調整しピントが合ったと思ったらすかさずシャッターを全押しして連写です。
ピントをはずすことも多いですがシャッターを切らなければ何も写りません。とにかくシャッターを切りましょう。素早く撮影が出来るようになるまでは練習あるのみです。
投稿者 : 23:59
2009年02月26日
スーパーローアングル
以前からやろうと思ってなかなか機会が無かったスーパーローアングルでの撮影をして見ました。三脚のセンターポールを短くし三脚の脚を開いて地上30cmほどの高さにしました。撮影者の自分は地面に腹ばいになっての撮影です。
正直言って苦労のわりには写真はたいしたことが無いですね。^_^; この体勢はピントリングが遠く素早い動作が出来ずちょろちょろと動く鳥さんには厳しかったです。あとは周りの目を気にするとこの体勢での撮影は恥ずかしいかも。(笑) 隣で撮影している方も少し笑ってました。(汗)
投稿者 : 23:51
2009年02月23日
逆光での撮影
逆光の中での撮影は露出が非常に難しいですね。特に被写体とバックにあるもののどちらも表現したい場合には厳しいときがあります。そんなときには被写体が露出不足になっても明るい部分が白トビしないように撮影することになります。その上で画像処理で被写体を明るくする方法をとればwebで楽しむ程度には補正可能です。
この補正は前に紹介したフォトマネージャーというソフトの「シャドウハイライト機能」を使用しています。この機能を使うと明るい背景の部分の明るさを変えることなく暗い部分だけを明るくすることが出来ます。こういった機能はフォトショップの最近のバージョンにもついています。難しい設定なしに明るくしたい部分をクリックして指定するだけですから非常に簡単です。
投稿者 : 23:56
2009年01月21日
200m先のノスリ
これは約200m先に止まっていたノスリの写真です。誰が見ても甘い写真ですね。この距離になると鮮明な写真にはならないのです。こういった条件で撮影してどうも自分の写真はピントが甘いがどうしてなのだろうととお悩みの方は多いものです。
これは機材の性能の限界を超えているためと空気の揺らぎなどがあるために起こる問題です。腕が悪いわけでも光軸がずれているわけでもありません。性能の限界を超えたことによる解像度の低下でこのような状態になっています。鮮明な写真を撮影するには大型の鳥でも20m、小鳥ならば10mそこそこまでと思います。うまく近くで撮影することが出来たら鮮明な写真が撮影可能になります。
何が何でも近づいてやるぞという考えでは困りますが、鳥とのうまい距離をとりながら運良く近距離で撮影が出来る時には鳥を驚かすことの無いように静かに集中して撮影をしましょう。
投稿者 : 23:43
2008年12月10日
露出について 2
昨日の続きでヤマセミの写真ですが、背景の明るさだけが日の加減で変わるような条件の中のなか、昨日は露出補正に失敗した例を紹介しました。
露出補正値を適宜変更するということでもよいのですが、背景の明るさがくるくると変わるような条件だったので、いちいち露出補正値を変更するのは面倒です。
被写体の明るさはあまり変わらない条件でしたので背景に影響されないようにP6000のマニュアル露出モードで露出を固定して撮影しました。このような時はマニュアル露出は便利です。IXY3000ISやW300にもあります。
使用機材 ニコンED78+20XWFA+ニコンP6000
撮影条件 マニュアル露出 絞り開放 シャッタスピード 1/40
投稿者 : 23:51
2008年12月09日
露出について 1
でじすこやで行っているデジスコ講習会の前回と今月20日に行われる会では露出がテーマになっています。
露出補正の必要性をお話しするのちょうど良い写真がありましたので、ここでも紹介します。
ヤマセミの写真ですが、背景の明るさだけが日の加減で変わるような条件の中で露出を失敗した作例です。
使用機材 ニコンED78+20XWFA+ニコンP6000
撮影条件 露出補正 マイナス1.3
1.適正露出
全体的に暗めになっていますが、白を飛ばさないために少し露出をマイナス気味に撮影しています。
2.露出不足
雲が切れて日が当たったため、背景がかなり明るくなり逆光と同じ条件となりました。露出補正値をいじらずにそのまま撮影したためかなり露出不足になってしまいました。
明日はこの状況に対応した撮影についてです。
投稿者 : 23:55
2008年10月31日
IXY3000ISのMF(マニュアルフォーカス)
IXY3000ISにはマニュアルフォーカスがつきました。どんな具合か試して見ました。
マニュアルフォーカス時に中央部を拡大表示する機能がありますのでそれを利用してみました。これでかなりピントを追い込むことが出来ます。じっくり構えてピント合わせをする余裕の持てる被写体ならば拡大機能を使えばマニュアルフォーカスでもピント合わせを結構正確に行うことが出来ました。
さて、マニュアルフォーカス時にカメラ側のフォーカス位置をどこにするのが良いのかを実験してみました。
ちょっと分かりづらいのですが2つの写真を見比べると、わずかですが50cmに設定したときの方が解像しているように思います。これは撮影時のピントあわせをしているときのモニター画面上で感じたので書きました。このカメラでMFを選んだ時は最短合焦距離にあわせるほうが良いように思います。
(画像はクリックして大きな画像で比べてください。)
投稿者 : 23:59
2008年10月30日
IXY3000IS 暗部補正
IXY3000ISになって盛り込まれた新機能の「暗部補正」の効果を確認してみました。
撮影データ(2枚とも同じです)
機材 ニコンED82 + 28XWDA + IXY3000IS
ISO感度 80
シャッタスピード 1/20
露出補正 マイナス1/3
焦点距離 16.293mm(35mmフィルム換算合成焦点距離 約2,660mm)
周囲の状況はほぼ同じで撮影データーが全く同じですから比較としては良い比較になったと思います。
比較すると暗部補正ONのほうが明るく撮れていますね。全体としても明るいですが特に暗い部分の明るさが持ち上げられていることが見て取れます。こういった背景が明るく被写体に日が当たっていないような条件や逆光のときでは効果的かもしれません。ONにするとOFFのときより全体的にも明るくなってしまうので注意が必要です。1ステップ露出補正を下げた方が良い場合もあるでしょう。
暗部補正についてはONにするとカメラが自動で判断して効果を掛けるようになっていますのでいつもONでも良いかもしれませんが、随時切り替えながら撮影するならば、機能割り当てボタンに暗部補正を登録すると使いやすいです。
投稿者 : 23:37
2008年10月17日
空抜けでもちゃんと撮影できます。
ニコンED78 28XWDA CANON IXY2000IS
撮影データ SS 1/200、F値 F4、 露出補正 マイナス1/3
昨日は向こうを向いてしまった写真でしたが、こちらの方を向いている写真もあります。このときはしっかり連写をしていました。(笑)
昨日の写真も今日の写真もバックが空抜けです。空抜けですとうまく撮れない事が多いのですがこのような青空バックの場合は普通にちゃんと撮影することが出来ます。通常より少し補正値をプラス方向にするだけでOKです。
これが少しでも雲が出て空が白くなってくるとこのようには撮れません。秋にはこのような青空の日が多いのでこういった木の天辺に止まることの多い鳥も青空バックで撮るチャンスです。
投稿者 : 23:54
2008年07月03日
ISO感度について
ISO感度とはなんでしょう。
これはISOという国際基準で定められた写真フィルムの光の感じやすさを表す単位です。数字が大きいほど感度が高く少ない光で撮影することが出来ます。
具体的な違いとしては撮影条件が全て同じならば感度がISO100とIS0200と感度の差が2倍ならばシャッタースピードも2倍で撮影できます。
デジタルカメラの場合はフィルムは無いわけですが、代わりにCCDあるいはCMOSセンサーといわれる光を感じて画像として取り込む素子が入っています。写真には長い歴史がありフィルム時代と同じ単位を使うほうが分かりやすいということでデジタルカメラでも同じ単位で表現をしています。
フィルムの場合もそうなのですが、感度を上げるとシャッタスピードが上がるだけではなく、ノイズ(画像がザラザラしたような状態)が増えるというデメリットもあります。特にコンパクトデジタルカメラではほとんどの機種において最低感度以外での撮影は画質が落ち方が激しいのでお勧めをしておりません。
極端な比較ですがIXY2000ISでのISO80とISO1600の画像を比べてみましょう。
投稿者 : 23:40
2008年05月13日
露出補正
この写真は完全に露出をミスってしまいました。逆光なのにマイナス2/3の露出補正になっていました。これでは真っ暗ですね。
では、撮影する際はどのようにしているのでしょう。私は基本的にはマイナス2/3からマイナス1にしています。状況により補正値は変えています。例えばこの場合ならプラス1/3から2/3でしょうか。
このときは補正値を変えて取り直す余裕がなかったので、失敗写真しかありません。当然撮影したときに露出不足になっていることは気がついていました。それはシャッターを押して撮影するとカメラの画面に写した画像がパッと表示されますね。その画像から判断できるのです。
あらかじめ逆光の撮影と分かっていれば、もちろん補正値を変えているのですが、被写体を追いかけながらの撮影の場合、とっさには変えられないこともあるわけです。そうするとこんな写真になってしまうわけですね。^_^;
カメラの画面を見て露出を判断すると書きましたが、カメラの画面の明るさとパソコンで見る画像の明るさがかけ離れている場合があります。
カメラの画面で明るさを合わせてもいつも露出過多になったり、露出不足になってしまう場合は、カメラの画面の明るさが合っていない場合があります。自分の感覚に合うようにカメラの画面の明るさは調整しましょう。
投稿者 : 23:45
2008年04月05日
飛翔モノにはAIAFも有効
ニコンED78+28XWDA+CANON IXY2000IS
露出補正 0 露出時間 1/320 カメラズーム19.55mm(35mm換算 約3,100mm)
この日は河川敷でノスリを発見。ちょっとスポーツ感覚で飛翔写真を狙って遊んでみました。距離がありさらに陽炎もすごい状況でしたので画質はまぁ、しょうがないですね。^_^;
撮影時のカメラ設定ですがAFエリアの設定をAIAFにして見ました。というのも常に中央で捉え続けるのは難しいからです。画面のどこかに鳥が入っていればAFでピントが合う可能性が出てきます。ちゃんと合焦マークが出てからシャッターを切ったり、半押しせずに一気に切るときもあります。
この画像の黄色いのはラジコン飛行機です。あちこちのの河川敷でも見られますが、鳥と衝突しないのかいつも心配になります。
2008年03月27日
マニュアルフォーカス
ニコンED78+28XWDA+CANON IXY2000IS
シジュウカラの撮影です。この時期は色が綺麗ですね。背中のオリーブグリーンが鮮やかでした。(この写真にはあまり写っていませんが)
この鳥のようにちょこまか動く鳥はオートフォーカスを使っていると撮影が間に合わないことがあります。そんなときは下記の要領で写します。
1.シャッターを半押ししてオートフォーカスを固定します。
2.半押しを維持したままスコープのピントリングを調整します。
3.画面上くっきり見えたらシャッターを押します。
液晶画面ではピントが良く分からないから難しいという声も聞きますが、ある程度合っていると思ったら思い切ってシャッターを切ってしまいましょう。
シャッターを切らなければ何も残りません。失敗覚悟で写しちゃいましょう。オートフォーカスで撮影出来るときよりも確率は下がると思いますが、そこは数で勝負です。
照準器と液晶モニターフードを駆使してとにかく追いかけて写せば、何枚かはお気に入りが撮れるかも知れません。(^.^)
2008年03月11日
昨日に引き続きドアップ撮影
引き続きドアップです。ドアップは鳥までの距離が近い場合で無いとなかなか鮮明には撮れません。距離としては10mそこそこのときになると思います。
20m離れてカメラズームをいっぱいにしても大きくは写りますが何かぼやけたようになってしまいます。これは光学的な問題ですので腕の問題ではありません。
投稿者 : 23:54
2008年03月10日
ドアップ撮影
ドアップ撮影の効果は被写体を大きく写すことで背景を少なくすることが出来るというメリットがあります。この写真は少しカメラズームを大目にしていますので背景のボケも大きくなっています。この状況でアップにしていないと後ろの草などがもっとはっきり写ってしまいうるさい感じになったと思います。
都市部の川などでの撮影の場合、ゴミが気になったりすることもありますがアップに撮ることでそういったものを回避することも出来ます。
投稿者 : 23:57
2008年03月06日
とまってくれない鳥の撮影はどうすればいいの?
画面に鳥を導入してAFを効かせようとしたところで、鳥が動いてしまってなかなかシャッターを切れないことって良くありますよね。地面を歩き回るビンズイや枝をせわしなく渡り歩くエナガやメジロを撮影するのはなかなか難しいものです。
AFを効かせる時間的な余裕が無いのが難しさの一番の理由になりますね。
そのような時はシャッター半押しのままスコープのピントリングを操作してマニュアルフォーカス状態で撮影することになります。AFを使って撮影できる場合よりピントをはずす確率は高くなりますが、シャッターが切れずに終わるよりはチャレンジした方が良いですね。あとは連写連写でうまく撮れることを期待してたくさん撮りましょう。
投稿者 : 23:56
2008年03月04日
遠いものの撮影は難しい
この写真は150mぐらい離れたところにいたチョウゲンボウを撮影したものです。距離があるとぼんやりとしか写りませんね。
サポートデスクによくあるお問い合わせのひとつには掲示板で見掛けるようなしゃきっとした写真が撮れないがどうしてなのか?というものがあります。
良くお話を伺うと大概はすごく遠いものの撮影をされているということが多いです。距離の感覚も人それぞれで10mというとかなり離れている感覚をお持ちの方もいらっしゃいます。歩いて10歩そこそこしか離れていませんから本当はかなり近い距離といえると思います。
距離の感覚は出来れば持っておいたほうが良いと思います。電柱の間隔は大体30mと聞いたことがあります。(もちろん絶対そうであるということでも無いようですが。)目安にしてみてください。
投稿者 : 23:35
2008年02月29日
デジスコを手持ちで撮影したい
手軽に撮影したいとお考えの方には手持ちでの撮影が魅力的なようです。特に高倍率ズームのカメラをお使いの方に多い傾向かもしれません。
最近の高倍率ズーム機は強力な手ブレ補正が備わっていることが多いので、結構撮れてしまうようです。
デジスコの場合は60mm以上のシステムでは重量の問題もありなかなか難しいこともあり、50mmクラスでの運用になると思いますが、それでも600mmほどの焦点距離のシステムを手持ちで撮影するのはなかなか厳しいものがあります。
その焦点距離ならば高倍率ズーム機を使うほうが良いかもしれません。それで倍率が満足行かない場合は60mm以上のデジスコシステムでちゃんと三脚を使用して撮影される方が良いでしょう。
撮影をする限りは出来るだけ良い写真を撮りたいと思うのが自然な考えですので、面倒でも三脚を使うほうが満足度の高い写真が手に入ると思います。
どうしても手持ちになるときは、撮れたら儲けものぐらいの気持ちで撮影しておくしか無いでしょう。かなりシャッタースピードが稼げるとき以外はまともには写らないと思います。
写真は昨年の今頃撮影したものです。今年はまだ一度も会えていません。
投稿者 : 23:57
2008年02月24日
強風の中での撮影
昨日、今日と風がすごいですね。昨日などは空が黄色になっていてびっくりでした。さて強風の中での撮影は厳しいですね。まずブレが収まらないです。機材もブレるし鳥さんのとまっている枝も揺れてます。フレームから外れてしまうこともしばしばですね。
海辺の鳥さんを撮影するのが好きな方はいつも風に悩まされているのではないでしょうか。そういった方の選ぶ三脚は軽いカーボンではなく重いアルミの三脚が多いかもしれません。
でじすこやの近店長はシギチ類が好きですから、海辺での撮影の苦労を教えてくれますが、最終手段としては自分で機材を押さえて力ずくで撮影すると言っていました。
ある程度の明るさがあればこれでも成功するようです。試してみる価値はありそうですね。
それからこういった風の中での撮影で気をつけなければならないのは機材の転倒です。風にあおられて転倒する事故は年に何回か耳にします。スコープやカメラは衝撃には弱いものですから本当に気をつけましょう。風の中では三脚を高くしないのもひとつの対策ですね。絶対に機材から離れないことが一番大事なことです。
投稿者 : 16:59
2008年01月29日
IXY2000ISでのトビモノ撮影
ピントバッチリとはいってませんが、何とかフレームに引っかかって入ったカワセミ君です。
トビモノの撮り方は人それぞれあると思いますが、自分の場合はカワセミのような近距離でなおかつ素早い鳥の場合は見てからのピントあわせが出来無いということで基本的に置きピンです。
枝に止まっているカワセミを見つつ、飛び込みそうな場所に当たりをつけてそのあたりにピントを合わせてシャッター半押しの状態で待機しています。
カワセミが飛び立ったら飛び込みの場所を照準器で追いかけて飛び込んだところから連写開始です。照準器でカワセミは追い続けています。
このとき液晶画面はほとんど見ていません。連写を始めてしまうと液晶画面に表示される画面は遅れた画像ですのでピント合わせには役立たなくなります。
露出についてはとまっている段階でカワセミに合わせてAEロックをかけておきます。場合によってはシャッタースピードを稼ぐために明るい場所でAEロックすることもあります。
AEロックとは
日本語では露出固定ですね。つまり絞りとシャッタースピードを任意に固定することです。IXY1000には無かった機能ですがIXY2000ISにはつきました。
具体的なやり方は、どこか決めた場所でシャッター半押しをした状態で、カメラ背面の十字キーのISOと書いてあるボタンを押します。
これで露出が固定されます。解除はシャッターを切るかもう一度ISOボタンを押します。
投稿者 : 23:59
2008年01月24日
カワセミのトビモノです。
いつも行く公園でカワセミが、頻繁に飛び込みをしていましたのでチャレンジしてみました。シャッタースピードが1/50しか上がらずかなり苦しい状況でしたがダメモトでの撮影です。
高い木上から直接ダイブしていましたので、飛び込みそうなあたりに合わせて置きピン(※1)で待っていました。
カワセミが飛び立ったら照準器で追いかけながら飛び込んだ場所に合わせて連写開始です。液晶画面では追いきれないので、照準器で追いかけ続けました。
ピントのズレやブレはありますが、何とか見れますね。(^^ゞ ちなみにノートリミングです。
※1 置きピン : シャッター半押しでピントを固定したまま待機することです。
投稿者 : 23:50
2008年01月15日
ノスリのトビモノ
ニコンED78+28XWDA+CANON IXY2000IS 1/4ほどにトリミング有り
風の強かった日曜日に猛禽類の多い場所に行ってきました。かなりの風でしたのでこのノスリは飛ぶというよりほぼ同じ場所に静止しているような状態で、カメラのAFを使用する余裕もありました。距離はかなり有ったと思いますのでそれほど鮮明とはいえませんが、比較的楽に撮影ができました。
2008年01月11日
ピント合わせのポイント
上記の2枚はほぼ同じ時に写した物です。どちらもカメラのAFでは合焦マーク(グリーンマーク)がついていました。設定はどちらも全く同じでブレなども特に無い状況です。しかし、これだけのピントの差が出ています。
一枚目の写真を写す際にも一枚だけでなく数枚ずつの連写を繰り返しての数十枚の撮影がありますが、全てこのようにボケました。
尚、撮影機材はニコンED78+28XWDA+CANON IXY2000ISです。
この時は運良く10mほどのところにとまってくれ、喜んで撮影していたのですが撮影していて「なんか画像が甘いなぁ」と感じたのでピントリングを操作し直して撮影したのが、2枚目の写真です。今度はジャスピンになりました。
どのようにピントリングを操作したのかといいますと、遠くにピントを合わせる方向に操作をしました。
IXY2000ISの癖として、多少の前ピン(ピントが手前に来ている状態)でも、AFの合焦マークを出してしまうことがあるからです。
今回は目論見どおりうまく行きました。もし同じような状況がありましたら、皆さんも是非お試しください。
1/15一部訂正
2008年01月09日
ピント合わせのポイント
ニコンED78+28XWDA+CANON IXY2000 ISにて撮影
ピント合わせについての質問が多いので私なりのポイントを紹介します。
ピント合わせのポイント
1.AFエリアの配置
AFエリアを自分がピントを合わせたい箇所(例えば鳥の顔の位置)に正確に持っていく。(カメラ側にAFエリアを移動できる機能がある場合はカメラで行っても良いですし、中央しか選べない場合は、雲台の操作で行います。)
2.スコープのピントリングの操作
スコープのピントリングを操作して出来るだけくっきり見えるようにする。
3.シャッターの半押し
シャッターを半押しして合焦マークがつくことを確認してからシャッターを全押しする。
合焦マークがつかない場合は、もう一度ピントリングを操作し合焦マークがつくまで半押しを繰り返す。
3.の操作をしてもなかなか合焦マークがつかない場合は機材ブレから合いにくくなっていることもあるので、パーン棒やスコープから手を離してぶれないようにしてからシャッターを半押ししてみると良い結果が出る場合があります。
このブログをご覧になっておられる方で、私にはこんなやり方があるという方は是非ご紹介ください。
投稿者 : 23:51
2007年12月17日
CANON IXY2000 IS 作例
NIKON ED78 + 28XWDA + CANON IXY2000 ISでの作例です。
同じような状況でIXY1000、W200で撮影してきていますが、一番鮮明に撮れているかも知れません。条件として適度に光が当たってくれたこともあるのでカメラの性能だけではないかもしれませんが、まずまずのポテンシャルはあるといえると思います。
使っていて気になる点は露出が結構暴れる点ですね。同じ条件でズームをしていったところ、急に露出不足になってしまったりしました。条件を見てみると明るい条件でしたのでワイド側では絞りが絞り込まれていました。その時点での適正露出補正値はマイナス0.7でした。ズームをしたことにより絞りが開放になったところで急に画面が暗くなり、適正露出補正値はプラスマイナス0になりました。
中央重点測光でしたが、このように露出の暴れがあるため半押ししたときの画面の明るさに注意して露出補正値をこまめに変える必要があります。
AFエリアについては標準と小がありますが、標準だとAF枠以外のところに引っ張られてしまうことも良くあります。せっかく目のところあたりに合わせても背中辺りにピントが来ているといったケースが多いように思いました。
小に設定するとAFがシビアになってなかなか合焦マークを出してくれないことがありました。そんなときは半押しのままスコープのピントリングを直して再度半押しをすると合焦マークがついてくれるという感じでした。
個人的にはAFエリアは小に設定する方が良いかなと思っています。
投稿者 : 23:52
2007年12月12日
デジスコって本当に簡単なの?
デジスコは簡単なのでしょうか。簡単の基準は難しいところですが、超望遠撮影で鳥を撮影するということにおいては多くの人にとってデジスコは楽な機材なのではないかと思います。
超望遠撮影を行うという意味での難しさはもちろんあります。例えば被写体を素早く導入するとか、ブレに気をつけて撮影するなどですね。
鳥が被写体ということでの難しさとして相手が生き物であり、人間の思うように出来るものではないということも難しい点でしょうか。これはデジスコに限らないことですね。
一眼レフに600mmの超望遠レンズなどのシステムと比較した場合、一眼は強力なオートフォーカスもあり連写も効くなどカメラ自体の性能はとても高いものがあります。しかし、シャッター押せば良い写真が撮れる訳ではありません。
倍率の関係でアップの写真ではなくヒキの写真が多くなるため余計なものが一緒に写ってしまう確率も多くなります。画面を整理して美しい構図を作り出すセンスが要求されてきます。また、一眼レフで美しく撮影するための被写体との距離をいかにうまく詰めるかなどのカメラの操作以外のテクニック(※1)も必要ですね。
また、細かく見ていった場合の画像自体のクオリティーも撮影者の腕次第で大きく変わってしまいます。
※1 餌付けなどのことを指しているわけではありません。
一方、デジスコはというと倍率が高いということもあり一眼ほど近づかなくとも大きく撮影することが出来ます。これにより鳥との距離を無理に詰めること無く撮影できるので撮影機会が増えます。鳥の表情も自然だったりします。
また、比較的軽量であることも重要な点ですね。持って歩くのが厳しいシステムだと撮影に出かけるのが億劫になってしまいます。撮影に行かなければいい出会いはありませんからね。^_^;
超望遠撮影に慣れることさえ出来ればどなたでも良い写真を手にすることが出来ると思います。液晶画面でのピント合わせを、ある程度割り切って出来るようになると撮影枚数が飛躍的に増えますので良い写真を手に入れることの確率がぐんとアップします。そのためには使い易い実績のあるシステムをお選びください。
P.S.
慣れなければならない難しい面はもちろんありますし、買ったその日からすぐにturbo♪さん級の写真を撮るのは無理ですが、適度な難しさだと思いますのでその難しさも一緒に楽しんだら良いのではないでしょうか。あまり簡単すぎてもつまらないと考えるのは私だけかな?(^.^)
投稿者 : 23:59
2007年11月01日
露出補正の例
どちらも同じ日の同じような時間に撮影した写真です。背景の明るさの違いによりこれだけ露出補正値が違います。露出時間を見るとどちらも同じ時間になっています。
2枚目の写真は鳥の向きの関係で影になっているのでカワセミの明るさが違っていますが、同じ向きを向いていたらカワセミは同じ明るさになっていたはずです。
投稿者 : 23:53
2007年10月30日
W200でカワセミのホバリング
撮影機材 ニコンED78+30XWFA+SONY DSC-W200
露出時間:1/320秒
レンズF値:F2.8
ISO感度:100
露光補正量:EV-1.3
レンズの焦点距離:7.60(mm) (35mmフィルム換算合成焦点距離 約1,300mm)
久しぶりにカワセミのホバリングを撮影することが出来ました。ちょっと距離があったので1/4ほどの大きさにトリミングしています。
もう少し近くでもホバリングをしてくれたのですが、時間が短く操作が間に合いませんでした。
もうちょっと良いのが撮れると良いのですが、次回また頑張ります。
投稿者 : 23:53
2007年10月18日
撮影距離による比較
約20Mでの撮影 カメラズーム1.9倍 原画を等倍で切り出し
撮影機材はどちらもED78+30XWFA+W200です。
カメラズームも違うし個体も違うのでサンプルとしてはそれほど良いものではないかもしれませんが、多少は参考になるかと思います。(画像をクリックすると大きくなります。)
比較するとやはり10Mの方が詳細な部分が写っています。この差は逆立ちしても逆転できません。良く写るかどうかという点においては距離が近いほど良くなるのです。
しかしながら、良く写るからという理由でむやみに鳥に近づくことはできません。生き物である鳥に対して人間の都合だけで近づくことは問題が有ります。
無理に近づけば当然逃げます。彼らはエサのあるところや水のあるところに集まるわけですが、人間があまりにも近くにいればそこに近づけません。エサが食べられないとなれば彼らにとっては死活問題です。
今回はたまたま近くにも来てくれたので、良い感じで撮ることができました。
もうひとつの問題は他の撮影者や観察者に対してです。一人だけどんどん近づいてしまうと他の人の観察の妨げになります。最悪は鳥を飛ばしてしまいます。撮影に夢中になるあまり、ついつい前に出てしまう光景を目にすることは有りますが、間違いなく他の人は快く思っていません。
せっかくの良い趣味ですから鳥とも人とも仲良くやることを心がけましょう。(^.^)
投稿者 : 23:04
2007年09月25日
ビデオ雲台 スライドプレートの活用
ビデオ雲台は機材が水平状態でバランスするように設定することを基本設定としてお知らせしています。さらに一歩進めた使い方を紹介します。
実際の撮影では水平状態での撮影はあまり多くは無いと思います。上向きの方が多いでしょうか。そのような時は水平でバランスする位置よりも前に出すと少し上向きの状態でバランスします。このようにすることで雲台の締め込みを最小限にすることが出来ますので、操作をスムーズに行えます。
下向きでの撮影の場合は逆に手前側に引くと同じようにスムーズな操作が可能になります。スライドプレートの操作もうまく使いながら撮影をするとビデオ雲台の弱点を少し補うことが出来ますので、是非お試しください。
尚、ジンバル雲台(究具01)は完全バランスの雲台ですので、このような操作は必要なく、どこへ向けてもピタッと止まりますよ。
投稿者 : 23:13
2007年09月12日
動画撮影
動画(ムービー)というとビデオカメラが必要?
いえいえ、デジカメの動画機能も捨てたものではありません。音声についてはビデオカメラには及びませんが、パソコンでちょっと鑑賞する程度なら最近のデジカメの動画はなかなか奇麗に写ります。
私の場合は近くで撮影できる場合はしっかり写真を撮りたいと思う方ですので動画は考えていないのですが、ちょっと遠くに鳥がいてさえずっているときなどは動画も面白いなと思っています。キビタキやオオルリなど声の奇麗な鳥の場合などは特に楽しいですね。また、ムシクイ類など声が入っていれば鳥の特定が楽な場合もちょっと動画で撮っておけば後で何の鳥だったかを特定するのに役立ちますね。私の場合、姿だけではちょっと自信が無い場合もあるのです。^_^;
動画を発表するための仕組みも徐々に整ってきているようです。turboの野鳥研究室でもこの話題は取り上げられています。
投稿者 : 23:41
2007年09月05日
背景は選びましょう2
昨日は空抜けになる場合について書きました。今日は背景と被写体の距離に関わる話です。
鳥の撮影は相手があるものですので背景が選べるとは限りませんが、出来ればすっきりとした背景で撮りたいですね。枝が込み入ったような背景ですと鳥が目立ちにくく作品としては面白くありません。背景を作るためにはどの方向から撮影するかということも大事ですが、三脚の高さでも背景を選ぶことが出来る場合があります。
いつも立って撮影している方は、地面近くにいる鳥の撮影の場合背景が地面になりがちです。三脚を低くセットすることで、鳥が少し上に移動してくれれば背景が抜けてくれることもあります。状況を見ながらいろいろ試してみましょう。
投稿者 : 23:30
2007年09月04日
背景は選びましょう1
昨日は順光と逆光に関わる話を致しました。今日はその関連です。
逆光では良い写真が撮りにくいということを書きました。もちろん逆光を効果的に生かして作品に仕上げる考え方もありますが、強すぎる逆光ではどう頑張っても作品にはなりにくいのは事実です。
曇り空の空抜け写真も逆光と同じで良い写真にはなりにくいですね。ところが秋晴れの青空の空抜けのような場合は空抜けでもちゃんと写真になります。そのような場合は青空のバックを生かして写真を撮ってみましょう。
曇り空の場合は自分が移動することでバックに森の緑などを入れることが出来無いかどうか考えて見ましょう。周りで写真を撮っている人や観察の人の邪魔にならないならば、鳥を驚かさないようにいろいろと自分のポジションを変えて写真を撮りましょう。
投稿者 : 23:40
2007年09月03日
光の向きと写り具合
写真とは被写体に当たった光を写し撮るものです。従いまして光の射してくる方向と撮影者の位置には大きな影響があります。
大別すると順光と逆光があります。順光は撮影者の後ろ側から光が来ている状態です。逆光はその逆で被写体の後ろから光が来ている状態です。
順光で撮ることを基本としていますが、それには理由があります。被写体にしっかり光が当たることで細かい部分までしっかり描写されることによります。
逆光のときは細かい部分の描写が甘くなります。ピントの問題以外にも写真が甘くなる要素があるのです。
このことを実感したのはデジスコをはじめたころ、ある場所にカワセミを撮影しに行ったときのことです。カワセミのお気に入りの枝が朝早いうちは逆光で、太陽が回るにつれて徐々に順光になる場所です。
カワセミの出が非常に良い場所でしたので朝から昼にかけてたくさん撮影をしたのですが、ある時間を堺に急にしゃきっとした写真になったのです。良く確認してみるとそこを堺に順光の撮影になっていたのでした。皆様も一度試してみると面白いですよ。
投稿者 : 23:38
2007年08月31日
露出補正について その2
昨日は露出について書きました。
露出補正とはカメラが判断した適正露出が撮影者の意図どおりの明るさと違う場合に調整するものです。
自分の意図よりも暗く写った場合は露出補正値をプラスにします。明るく写った場合はマイナスにします。
経験的にはデジスコの場合補正をプラスマイナス0にした場合、露出オーバーになることが多いです。カメラにもよりますがマイナス0.7EV(マイナス2/3EV)を基準にして露出補正を決定すると良いと思います。これらはカメラの液晶モニターに写っている画像を見て判断します。
投稿者 : 23:57
2007年08月30日
露出補正について その1
露出補正という言葉があります。露出ってなんでしょう。
他の言葉に置き換えると露光量ともいいます。CCDやフィルムに当てる光の量ことですね。光の強さと時間を掛けたものです。
カメラでは光の強さは表示されないので意識することはありませんが、時間はシャッタースピードで表示されます。
CCDで記録(表現)できる露光量は決まっています。バケツに水を溜めることに置き換えて説明すると、バケツの容量をCCDの記録できる露光量として説明します。
バケツから水があふれないギリギリを適正露出とすると、あふれてしまった状態を露出オーバーといい明るすぎて白っぽくなってしまった写真になります。
反対に水が少なすぎる状態を露出不足といい、暗くなってしまい被写体が黒つぶれしてしまった写真になります。
カメラでは絞りとシャッタースピードによって露出をコントロールします。IXY1000のようなフルオートのカメラでは絞りやシャッタースピードを任意にコントロールすることは出来ません。
カメラに内蔵された露出計により決定された露光量を露出補正でコントロールすることになります。
野鳥写真の多くは被写体である鳥がきれいに見えるように露出を決定します。カメラの自動露出では必ずしも撮影者の意図どおりに被写体に対して適正露出にしてくれるとは限りません。そこで、露出補正が必要になるのです。
具体的な露出補正については次回説明します。
投稿者 : 23:32
2007年08月28日
デジスコ講習会での質問
下記のような質問がありました。この間ご紹介した内容と似ていますね。会場での回答を要約して書きます。
質問
スコープでのピント合わせを神経質に合わせたほうが良いのか、それとも大体でよいのか?(シャッターの半押し前の操作についてです。8/29追加)
たーぼ♪氏の回答
正直に言ってそれほど神経質には合わせていない。もちろんそれなりに合わせてはいるが、シャッターを早く押せるようにすることを選んでいる。
理由は枝にとまっている鳥などの場合枝や木が揺れている場合が多いので神経質に合わせても結局はずれてしまう。それならば連写でたくさん撮る事でビシッとピントの来た写真を得る可能性を増やした方が良いと考えている。
木の揺れのほかにも鳥の呼吸などによりブレるという要素もあるので連写を多用することを選んでいる。
質問
良い写真を撮る極意は?
たーぼ♪氏の回答
撮影する枚数が多いか少ないかだと思う。とにかくたくさん写してその中から選ぶことをお奨めします。連写を多用するということになります。
結局は連写を多用するということが大きな要素であるといえます。もちろん連写をしながらでも表示される撮影画面を見て露出やピントのズレなどを判断して細かく修正を加えていくことが肝要です。
2007年08月22日
ピント合わせについて2
ピントを液晶画面上どのくらい正確に合わせたら良いのかというご質問を頂くことがあります。
可能な限りキッチリ合わせられればそれに越したことは無いのですが、相手によってはそうも行かないことがあります。枝の上でまったりしているカワセミなどであれば慌てることなく画面上でピントを追い込むことも可能ですが、ちょこまか動くような鳥を相手に撮影しようと思うと構図をとるだけでも大変です。その上完璧にピントを追い込もうと思うとシャッターを押せずに終わってしまうこともありますね。
そんなときは思い切ってシャッターを押してしまったほうが良い場合があります。
ある程度までスコープでのピント合わせができたらシャッターを半押しをして合焦マークがついたらすかさず全押しして連写してしまいましょう。はずすことももちろんありますが何も撮れないよりは良いではないですか。チャレンジを繰り返せばお気に入りの一枚が写るかも?頑張りましょう。
投稿者 : 23:21
2007年08月09日
ホワイトバランスの設定について
今日はリクエストがありましたのでホワイトバランスの設定についてです。
通常はカメラのホワイトバランスの設定はオートでも不都合は無いと思います。しかし、夕方だったり日陰だったり背景の色だったりと状況により自分のイメージと違った色になってしまうこともありますね。
続けて撮影したのにこの写真とあの写真が微妙に色が違うなんてこともあります。微妙に色の傾向が変わるとあとで一枚一枚考えながら修正するのが面倒なので自分の場合は固定することが多いです。
私のメインスコープはちょっと古いのですがニコンのED78です。このスコープは少し黄色味がかかった色具合なので黄色を補正する意味でホワイトバランスは蛍光灯を選んでいます。どの設定にするかは一度フィールドでいろんな設定で撮影してみて自分好みの色が出る設定を確かめてみましょう。
この際カメラのモニターで判断してもパソコンで見たときは印象が変わる事が多いので、パソコンで見たときの色で判断をしましょう。
投稿者 : 23:32
2007年08月08日
暗い水場などでの撮影
鳥の集まる水場に撮影に行かれる方も多いですよね。
特にこの時期は少し涼しいそういった場所に出かける方も多いと思います。
そんな場所での撮影のコツについて書いて見ます。
こういった場所の特徴として
1.薄暗いためにシャッタースピードが上がりにくい。
2.水に入ったときはとまっておらず羽をばたつかせていてぶれやすい。
カメラの設定として
1.カメラズームは上げない。
ズームを上げるとシャッタースピードはさらに上がりにくくなります。
2.シャッタースピードを稼ぎたくてもカメラの感度は上げない。
感度は上げたくなりますが、画質が悪くなりますのでどうしてもというとき以外は上げない方が賢明です。
3.連写を多用する。
連写をすることでうまくとまった瞬間が写ることを期待します。意外と撮れるものです。
機材的には小口径のものよりも大口径のほうが有利です。シャッタースピードが稼ぎやすいですね。
こういった場所には人が集まりますので、マナーを守って譲り合いながら楽しむようにしましょう。(^_^)
投稿者 : 18:37
2007年08月07日
デジタンの活用法
デジタンを利用して夏休みの宿題に使えるテーマを決めて撮影しています。
デジスコドットコムの社員全員がそれぞれ自分でアイディアを出して撮影しています。新入社員君奮闘記ブログで展開していきますので見てやってください。
私は花火を撮ってみました。どの程度撮れるものか不安はありましたが、意外と撮れるものです。花火もアップで撮るとまた違った趣ですよ。
順次追加されますので楽しみにしてください。
投稿者 : 23:14
2007年08月01日
シャッターの半押し
今日、会社の女性と雑談をしていてこんなことを言われました。
デジスコのベテランの人って普通に専門用語を使っているけど、知らない人は分からないこともあるよ!
うーん、ちょっと耳が痛くなりました、反省です。特別に難しいことを話すつもりは全くありませんがついついということはありますね。
そこで、今日はタイトルの通りシャッターの半押しについてです。
既にデジスコをされている方やカメラの扱いに慣れている方なら、何を今更といわれるかもしれませんが、あえて説明をします。
カメラのシャッターボタンは2段階になっています。軽く浅く押すとカメラのオートフォーカス(自動ピントあわせ)と露出(明るさ)の計測が働きます。そこからさらに深く押すことでシャッターが切れて写真が写ります。
最初の軽く浅く押すことをシャッターの半押しといいます。この状態を維持している間はピントの位置と露出は変わりません。
このことを生かしてシャッターを半押しをした状態で雲台を操作して構図を変えることが出来ます。これは良く使うテクニックですのでデジスコを始めたばかりの方も少し慣れてきたら是非挑戦してみてください。
最初は構図を動かしている間に半押しをしている指の力が抜けてしまったり、深く押してシャッター切ってしまったりという失敗もするかもしれませんが、意識して撮影をしていればすぐに慣れると思います。
投稿者 : 23:37
2007年07月24日
露出補正
露出。ピントと共に写真の基本的な要素ですね。
写真を始めて悩むもののひとつかもしれません。正解があるような無いようなものですので一概に説明しにくいですが基本的には被写体が白く飛ばずに暗くなりすぎないようにすることです。
具体的には露出補正というカメラの操作を行います。とりあえずはマイナス0.7(マイナス2/3)ぐらいを目処にそこを中心に状況によりさらにマイナス補正をかけてマイナス1ぐらいにすることも有ります。さらにマイナス2などというときも有ります。逆にプラス方向にすることも有りますね。
このあたりの判断基準ですが、これは撮影している本人が撮影時に判断するしか有りません。カメラに表示される撮影後の画像などから今撮った写真はどうだったのか確認しながら微調整をします。
一般的な話としては暗い背景に白っぽい被写体の場合はマイナス補正を強めにかけます。プラス補正は背景が明るい場合ですね。
たくさん撮影しているうちに撮る前から予想がつくようになりますので、常に意識して撮影するようにしましょう。撮影後に失敗した写真も良く見ましょう。そのときの状況と露出補正値をみて結果を学習することではずさなくなります。私もいつでも完璧なわけではありませんので日々勉強です。
投稿者 : 23:56
2007年07月19日
ピント合わせについて
ピントが合わないという相談も多い相談です。
これは電話やメールでは答えづらいものですね。ピントが合わないといわれる場合、いくつかのケースに分けることが出来ます。
1.まさにピントがずれていてピンボケになっている。
2.ブレている。
2-1被写体が動いたために被写体ブレをおこした。
2-2あわててシャッターを押したりしたことで手ブレ・機材ブレをおこした。
3.かなり遠方の被写体を撮影したことにより解像度が得られなかった。
1.のケースは画面を見ながらのスコープでのピント合わせとカメラのAFエリアを鳥の目の位置にきちっと合わせて半押しをすることでほぼ解決すると思います。
鳥が居る限り5枚から10枚ぐらいを1セットにしてピントを取り直しながら撮影すると良いのが混ざってくると思います。
2.
2-1は暗い林の中での撮影の場合にシャッタースピードが上がらないことで起こりやすいですが、ズームを控えめにすることと連写を多用することでうまくとまった写真が手に入ることがあります。とにかく連写です。
2-2はしっかりとした三脚を使用しあわてずに撮影すれば防げます。
3.は機材には限界があります。デジスコといえどもどんな条件でも鮮明に撮影できるわけではありません。小鳥の撮影を前提に考えますと50mほど離れた被写体を鮮明に撮影することは間にある空気の層や光の物理的な特性の関係できわめて難しいことです。逆光の空抜け撮影でもなかなか難しいですね。
距離によって鮮明度合いが変わる事は仕方の無いことですのでどのくらいの条件だったらどのように写るかを経験で掴むことで悩みではなくなると思います。
お悩みの方は原因の切り分けをさせていただきますので私にご相談ください。
投稿者 : 23:55
2007年07月04日
カメラのグリッド線表示
今日はカメラのグリッド線表示についてです。
これはカメラの液晶画面上に格子状の線を表示させる機能です。でじすこやではカメラの設定サービスの中でONにして出荷することが多いです。
これって邪魔だし何のためにあるのか分からないとのお話をいただきましたので紹介してみます。さて、何のためにこの機能はあるのでしょう?
写真の基本として水平をとることは重要です。(意図的に斜めにする場合は別です。)水平線や地平線が斜めになっていたらなんとなく落ち着きませんよね。
何にも考えずに撮っているとあとで写真をチェックしたときに「アレッなんか曲がってて気持ち悪い」という写真があったりします。気をつけているつもりでも何枚か出てきたりしますね。
そんなときにこのグリッド線が水平を見るのに良い指標になったりします。なんかズレているなぁと思ったらグリッド線を目安にカメラを回転させて水平になるようにして撮影しましょう。
9分割されているので構図の指標にもなります。せっかくついている機能ですので活用しましょう。
投稿者 : 23:51
2007年07月02日
照準器 両眼視の具体的な方法
先週、究具02で照準器と画面の両方を同時に見ることが出来無いという相談があったことを書きました。
お客様よりアドバイス通りにしたら両方を同時に見ることが出来たとの回答が入りました。しかし、新たな質問として両眼視とは具体的にはどういうことか良くイメージが出来無いのでもっと詳しく説明をとのことでしたのでこちらでも紹介いたします。
両眼視とは
照準器と液晶モニターフードを通したカメラの画面を同時に見れる位置に顔を持っていき、顔の位置を動かすことなく照準とピント合わせをすることで無駄な動きを減らしすばやく撮影体制に入ることの出来る撮影方法です。
具体的な手順は
1.被写体を画面に導入する
左目に意識を持っていき照準器で被写体を捉える
2.構図を作る
照準器で被写体を捉えたときには画面にも被写体は映っているはずなので右目に意識を切り替えて画面上の被写体を確認し適切な構図をとる。
3.ピント合わせ
画面上の被写体を右目で確認しながらピント合わせをする。
4.シャッターを切り撮影する
被写体が動かなければそのままシャッターを切り撮影する。被写体が動いてしまった場合はまた、左目に意識を切り替えて照準器で被写体を捉えなおし1~4の動作を再度行う。
上記の手順となります。したがいまして左右の目に自由に意識を切り替える練習が必要になります。これを習得するまでは多少の時間が必要となります。最初は片目をつぶることで意識の切り替えがしやすくなると思います。
照準器を使って画面に被写体を導入してしまえば遠くを飛んでいる大型の鳥(サギや猛禽類)ならば画面を見ながら追いかけることは可能です。頭の位置を動かさなくてもすむ分無駄な動きが減り撮影できる可能性は高くなります。
この撮影方法は左右の視力が大きく違わない方であることが条件になるかもしれません。右目と左目の切り替えは最初はうまく出来無いと思いますが、おそらく練習次第でどなたでも出来ると思っております。
投稿者 : 22:50
2007年06月28日
ドアップ撮影について
昨日に引き続きドアップ撮影についてです。
ドアップ撮影ってどうすればいいのでしょう? ズームを目いっぱいする? そうすればでっかく写りますね。
では、鮮明度合いはどうでしょう。残念ながらなんとなく甘くなってしまいますね。そうなんです、カメラズームってたくさんすると画像が甘くなってしまうんです。
カメラにもよりますがほとんどのカメラにおいて2倍ズームを超えると画質が明らかに落ちてきますね。
せっかくある3倍ズームですが、ここはぐっと我慢して2倍程度まででズームは抑えましょう。
えっ、2倍ではドアップにならない? そんなときは無理にドアップにするのは諦めてください。ドアップはたまたま鳥が近くに来てくれたときに鳥さんに感謝しながら撮影しましょう。無理に追ったりするのはダメですよ。
撮影は状況に合わせてその条件の中で一番良い雰囲気に撮れる様に考えればよいのではないかと思っています。
投稿者 : 22:41
2007年06月27日
デジスコらしい撮影ってなんでしょう。
デジスコらしい撮影って何かと考えてみました。
別にデジスコ撮影はこうあるべきであるということではなく、単純にイメージですがこれはドアップ撮影でしょうね。
このイメージを作り上げたのはturbo氏でしょうね。デジスコ初期のころからうわっと思うような写真をたくさん見せてくれましたからね。
私もそんなドアップ撮影にあこがれてどっぷりデジスコ沼に浸ってしまった一人です。
私の場合、一眼でトマリモノを撮っていてもあまり楽しく感じないんです。でもデジスコだとわくわくしちゃうんですよ。やっぱり細部まで鮮明に写るので表情も生き生きとして見えて可愛く感じちゃうんです。
でも、今はA3印刷が出来るようになってきたので、多少引きの絵でも迫力を失わないので画面いっぱいのドアップよりも少し引きの絵が好まれる傾向がありますね。いろんな写真を撮って楽しめばよいと思います。(^.^)
投稿者 : 18:03
2007年06月25日
デジスコでトビモノ写真
これからデジスコをはじめるのだがトビモノ(飛翔写真)を中心に撮影したい。どのようなシステムが良いか?という質問をされることがあります。
まず、第一にデジスコシステムはトビモノの撮影向きのシステムでは無いということです。不可能ではありませんが撮りやすいシステムとはいえません。
貼り付けたホバリングのような写真はトビモノとはいってもほぼ静止していますからAFを使って撮影できます。
しかし、横とびの写真はそうは行きませんので、シャッター半押しのまま照準器で追いつつピントリングを調整し連写するしかありません。
シャッターを切るとカメラの画面がブラックアウトしてしまいピントを追い続けることが出来ないので難しいのです。
今までトビモノにも執念を燃やして撮っていた時期もありますが、良く撮れたトマリモノと同じクオリティーのトビモノは一枚もありません。
ブレが無くピントもバッチリで構図や鳥の表情や向きがよいという全てがバッチリの条件が重なることは非常にまれです。
撮影する過程を楽しむ気持ちでやられるのであれば楽しめます。撮影結果だけを重視するのでは少し厳しいですね。そういった目的にはハイエンドのデジ一眼と高価な超望遠レンズが一番合っています。
投稿者 : 23:03